- ひと目で身につく↗︎↘︎英語イントネーション
- 例文1 How are ˈyou↗︎?
 - 例文2 I’m ˈfine, ˈthank you↘︎.
 - 例文3 ˈWhat’s up↗︎?
 - 例文5 I’m ˈnot ˈsure if you ˈheard me↘︎.
 - よくある「途中↗︎上げ」パターンとミニ例
 - コツ(実戦用)
 - 例文6 Can you ˈpass me the ˈsalt, ˈplease↗︎?
 - 例文7 ˈWhere is the ˈnearest ˈtrain ˈstation↘︎(/↗︎)?
 - 例文8 Exˈcuse me↗︎, ˈhow ˈmuch is ˈthis↘︎?
 - 例文9 ˈWhat ˈtime does the ˈmeeting ˈstart↘︎?
 - 例文10 ˈLife goes ˈon↘︎.
 - 使い方のコツ(練習ガイド)
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ひと目で身につく↗︎↘︎英語イントネーション
イントネーションは「音の曲線」。上がる↗︎・下がる↘︎・上がって下がる↗︎↘︎で、同じ英文でも印象が大きく変わります。下の10例は、語末の矢印で全体の流れ、語内のˈで強勢(ストレス)を示しています。
例文1 How are ˈyou↗︎?
- イントネーション(上がり調子でフレンドリー)
 
✅日本語訳
元気?/調子どう?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
ハワユ↗︎?
🔍イントネーションの説明
・日常の挨拶は語尾を軽く↗︎にして、明るくオープンな印象。
・ˈyou に軽くストレス。間を詰めて「ハワユ↗︎」。
・↘︎で言うと素っ気なく聞こえやすく、社交性が低く感じられることも。
🔍リンキングの説明
・How‿are → ハウワ(/w/ 挿入で滑らかに)
・are‿you → アーユ(/r/ が弱くなる・消える地区も)
例文2 I’m ˈfine, ˈthank you↘︎.
- イントネーション(下がりで安定・締め)
 
✅日本語訳
元気です、ありがとう。
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
アイム ファイン、サンキュー↘︎
🔍イントネーションの説明
・返答は基本↘︎で落ち着かせる。誠実・完結の感じ。
・ˈfine と ˈthank にストレス。
・全部フラットだと棒読み。逆に↗︎で終えると「まだ続きがある?」と相手を待たせる響き。
🔍リンキングの説明
・I’m‿fine → アイムファイン(/m/と/f/ を連続で)
・fine,‿thank → ファインサン…(/n/→/θ/ で舌先は上の前歯の裏)
例文3 ˈWhat’s up↗︎?
- イントネーション(軽い上がりで親しみ)
 
✅日本語訳
調子どう?/最近どう?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
ワツァッ↗︎
🔍イントネーションの説明
・全体を軽く↗︎。フレンドリーでカジュアル。
・ˈWhat’s にやや強勢、up は弱め。
・強く↘︎で落とすと「不機嫌?」に誤解されやすい。
🔍リンキングの説明
・What’s‿up → ワツァップ → ワツァッ(/t/ が弱化して省エネ発音)
例文4 Could you ˈsay that a↗︎GAIN↘︎?
- イントネーション(againで↗︎↘︎の山)
 
✅日本語訳
もう一度言っていただけますか?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
クジュ セイ ダッタ ゲイン↗︎↘︎
🔍イントネーションの説明
・依頼なので文末は優しめに。a↗︎GAIN↘︎ と小さな山を作ると丁寧で自然。
・強勢は ˈsay と aˈgain。
・全部↘︎で平坦だと命令的、全部↗︎だと不安げに聞こえる。
🔍リンキングの説明
・Could‿you → クッジュー(/dʒ/化:Couldja)
・say‿that → セイダッ(/ð/が弱く[t]寄りになることも)
・that‿again → ザッタゲイン(/t/ が次の母音で連結)
例文5 I’m ˈnot ˈsure if you ˈheard me↘︎.
- イントネーション(下がりで控えめに確認)
 
✅日本語訳
聞こえていましたか(たぶん聞こえてないかも…)?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
アイム ノッ シュア イフ ユー ハード ミー↘︎
🔍イントネーションの説明
・全体は↘︎で控えめ・配慮のニュアンス。
・ˈnot / ˈsure / ˈheard にストレス。
・↗︎で終わると「責めている?」印象になりやすいので注意。
🔍リンキングの説明
・not‿sure → ノッチュア(/t/ 弱化+/ʃ/へ同化)
・sure‿if → シュアリフ(/r/‿if の滑らか連結)
・heard‿me → ハードミー(/d/ と /m/ の連結で息は止めない)
英語は「文末だけが上がる/下がる」ではなく、文の途中で小さく↗︎上げて“まだ続くよ/ここがポイントだよ”を合図することがよくあります。代表パターンと練習用のミニ例をどうぞ。
よくある「途中↗︎上げ」パターンとミニ例
1) 列挙(listing):最後の項目だけ↘︎
- We need ˈmilk↗︎, ˈeggs↗︎, and ˈbread↘︎.
日本語:牛乳と卵とパンが必要です。
カタカナ:ウィ ニード ミルク↗︎、エッグズ↗︎、アン ブレッド↘︎
ねらい:続きがある項目は↗︎、リストの終わりで↘︎。 
2) 選択疑問(A or B?):最初の選択肢↗︎、最後↘︎
- ˈTea↗︎ or ˈcoffee↘︎?
日本語:紅茶にしますか、それともコーヒー?
カタカナ:ティー↗︎ オア コーフィー↘︎
ねらい:耳で“どっち?”と分かる形に。 
3) 前置節・未完了の意味(non-final clause):節末を軽く↗︎
- If you ˈcan↗︎, could you ˈsend it toˈday↘︎?
日本語:できれば、今日送ってもらえますか?
カタカナ:イフ ユー キャン↗︎、クジュ センディッ トゥデイ↘︎
ねらい:「まだ本題続くよ」の合図。 
4) コントラスト強調(contrastive focus):強調語で一段上げてから落とす
- I said the ˈGREEN↗︎ one, not the ˈBLUE↘︎ one.
日本語:青じゃなくて“緑”って言いましたよ。
カタカナ:アイ セド ザ グリーン↗︎ ワン、ノッ ザ ブルー↘︎ ワン
ねらい:強調語を一瞬持ち上げて、対比をクリアに。 
5) 挿入句・ためらい(hedge/parenthetical):挿入部を軽く↗︎
- I ˈthink↗︎, we should ˈwait a ˈbit↘︎.
日本語:うーん、少し待ったほうがいいと思います。
カタカナ:アイ シンク↗︎、ウィ シュド ウェイタ ビッ↘︎
ねらい:「ちょっと様子見」の柔らかさが出る。 
6) 感情の高まり・期待(lift then fall)
- It’s ˈeven↗︎ ˈbetter than I ˈthought↘︎!
日本語:想像より“さらに”良い!
カタカナ:イッツ イーブン↗︎ ベラー ザン アイ ソート↘︎
ねらい:キー語 even で持ち上げて、評価を着地。 
7) 確認の言い直し(self-correction)
- He’s from ˈOˈsaka↗︎—ˈI mean—ˈKobe↘︎.
日本語:彼は大阪…いや、神戸出身です。
カタカナ:ヒーズ フロム オーサカ↗︎… アイミーン… コウベ↘︎
ねらい:訂正前を↗︎にして“未確定”を示す。 
8) 部分質問(wh-word後に小さな山)
- ˈWhere ↗︎exactly↘︎ is the ˈoffice↘︎?
日本語:オフィスは“正確に”どこですか?
カタカナ:ウェア ↗︎イグザクトリ↘︎ イズ ジ オフィス↘︎
ねらい:exactly に小山を作って「詳しく」を強調。 
9) 連続情報の区切り(thought groups)
- ˈWhen you arˈrive↗︎, // ˈcall me↘︎.
日本語:着いたら、電話して。
カタカナ:ウェン ユー アライヴ↗︎、// コール ミー↘︎
ねらい:// で「思考グループ」を分け、前半は↗︎で続き合図。 
10) 丁寧依頼の“予告持ち上げ”
- Could you ˈpossibly↗︎ // ˈcheck this toˈday↘︎?
日本語:もし可能なら、今日これ確認いただけますか?
カタカナ:クジュ ポッサブリ↗︎ // チェック ディス トゥデイ↘︎
ねらい:possibly を↗︎にして、丁寧さと躊躇いを示す。 
コツ(実戦用)
- **思考グループ//**で文を2–3ブロックに分け、非終端ブロックは軽く↗︎、最終ブロックで↘︎を基本形に。
 - **重要語だけ小山(↗︎↘︎)を作る。日本語話者は平坦になりやすいので、“上げは小さく短く”**を意識。
 - 録音して、列挙は↗︎↗︎↘︎、選択は↗︎↘︎の“型”でチェック。
 
例文6 Can you ˈpass me the ˈsalt, ˈplease↗︎?
- イントネーション(最後を軽く上げて依頼)
 
✅日本語訳
塩を取ってくれますか?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
キャンユ パス ミー ザ ソルト、プリーズ↗︎
🔍イントネーションの説明
・依頼は語尾を軽く↗︎に。押しつけがましさを避ける。
・ˈpass と ˈsalt にストレス。ˈplease は小さく↗︎。
・強く↘︎だと命令調に聞こえる。
🔍リンキングの説明
・Can‿you → キャンヤ/キャニュ
・pass‿me → パスミー(/s/ と /m/ の連結。/s/は止めず流す)
・me‿the → ミーザ(/ð/ は舌先を軽く前歯に)
例文7 ˈWhere is the ˈnearest ˈtrain ˈstation↘︎(/↗︎)?
- イントネーション(基本は↘︎、丁寧ならほんのり↗︎)
 
✅日本語訳
一番近い駅はどこですか?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
ウェアイズ ザ ニアレスト トレイン ステイション↘︎(丁寧なら↗︎)
🔍イントネーションの説明
・Wh疑問は基本↘︎。はっきり情報を求めるトーン。
・丁寧・控えめにしたい時は最後をごく軽く↗︎。
・主要語 ˈnearest / ˈtrain / ˈstation に強弱。
・強すぎる↗︎は不自然で「迷いがある」印象。
🔍リンキングの説明
・Where‿is → ウェアリズ(/r/ が弱い地域も)
・nearest‿train → ニアレス トレイン(/t/ が次の /t/ に同化しやすい)
・train‿station → トレインステイション(/n/ と /s/ を切らずに)
例文8 Exˈcuse me↗︎, ˈhow ˈmuch is ˈthis↘︎?
- イントネーション(呼びかけ↗︎→質問↘︎)
 
✅日本語訳
すみません、これはいくらですか?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
エクスキューズミー↗︎、ハウマチ イズ ディス↘︎
🔍イントネーションの説明
・呼びかけ「Excuse me」は↗︎で注意をやわらかく引く。
・価格質問は↘︎で落として明確に。
・全部↗︎だと不安げ、全部↘︎だとぶっきらぼう。
🔍リンキングの説明
・how‿much‿is → ハウマチズ(/tʃ/ の後に /z/ を滑らかに)
・is‿this → イズディス(/z/+/ð/ の連結で濁る)
例文9 ˈWhat ˈtime does the ˈmeeting ˈstart↘︎?
- イントネーション(情報質問は落として締め)
 
✅日本語訳
会議は何時に始まりますか?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
ワッ タイム ダズ ザ ミーティン スタート↘︎
🔍イントネーションの説明
・Wh疑問なので↘︎。キーワード ˈmeeting / ˈstart にストレス。
・↗︎で終えると「確認待ち」や曖昧に聞こえがち。
🔍リンキングの説明
・What‿time → ワッタイム(/t/ が次の /t/ とつながって1拍)
・does‿the → ダズザ(/zð/ の連結で「ズザ」系に)
・meeting‿start → ミーティンスタート(/ŋ/ と /s/ を切らない)
例文10 ˈLife goes ˈon↘︎.
- イントネーション(宣言・まとめは気持ちよく落とす)
 
✅日本語訳
人生は続いていく。
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
ライフ ゴーズ オン↘︎
🔍イントネーションの説明
・肯定文の典型:最後を↘︎で収束。落ち着き・確信のトーン。
・ˈLife と ˈon にストレス。goes は弱めでリズムを保つ。
・↗︎だと未完了の感じになり、名言感が薄れる。
🔍リンキングの説明
・Life‿goes → ライフゴウズ(/f/ から母音へスムーズに)
・goes‿on → ゴウゾン(/z/ が次の母音に滑り込む)
使い方のコツ(練習ガイド)
・まずは「矢印の形」を声でなぞるつもりで、語尾だけを↗︎↘︎でオーバーに。
・次にˈストレス位置を保ったまま、全体の強弱(強—弱—弱…)を一定のリズムで。
・最後にリンキングを加えて「息を止めない」ことに集中(単語間を切らない)。
この10パターンを録音→客観視→微調整のループで練習すれば、イントネーションの自然さが一気に上がります。

  
  
  
  

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