矢印でわかる!英語イントネーション10例↗︎↘︎

間違いで恥をかいている日本人の漫画絵 英語の話し方
  1. ひと目で身につく↗︎↘︎英語イントネーション
    1. 例文1 How are ˈyou↗︎?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    2. 例文2 I’m ˈfine, ˈthank you↘︎.
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    3. 例文3 ˈWhat’s up↗︎?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
      5. ✅日本語訳
      6. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      7. 🔍イントネーションの説明
    4. 例文5 I’m ˈnot ˈsure if you ˈheard me↘︎.
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    5. よくある「途中↗︎上げ」パターンとミニ例
    6. コツ(実戦用)
    7. 例文6 Can you ˈpass me the ˈsalt, ˈplease↗︎?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    8. 例文7 ˈWhere is the ˈnearest ˈtrain ˈstation↘︎(/↗︎)?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    9. 例文8 Exˈcuse me↗︎, ˈhow ˈmuch is ˈthis↘︎?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    10. 例文9 ˈWhat ˈtime does the ˈmeeting ˈstart↘︎?
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    11. 例文10 ˈLife goes ˈon↘︎.
      1. ✅日本語訳
      2. 🔊ネイティブに近いカタカナ表記
      3. 🔍イントネーションの説明
      4. 🔍リンキングの説明
    12. 使い方のコツ(練習ガイド)
    13. 関連投稿:

ひと目で身につく↗︎↘︎英語イントネーション

イントネーションは「音の曲線」。上がる↗︎・下がる↘︎・上がって下がる↗︎↘︎で、同じ英文でも印象が大きく変わります。下の10例は、語末の矢印で全体の流れ、語内のˈで強勢(ストレス)を示しています。


例文1 How are ˈyou↗︎?

  • イントネーション(上がり調子でフレンドリー)

✅日本語訳

元気?/調子どう?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

ハワユ↗︎?

🔍イントネーションの説明

・日常の挨拶は語尾を軽く↗︎にして、明るくオープンな印象。
・ˈyou に軽くストレス。間を詰めて「ハワユ↗︎」。
↘︎で言うと素っ気なく聞こえやすく、社交性が低く感じられることも。

🔍リンキングの説明

・How‿are → ハウワ(/w/ 挿入で滑らかに)
・are‿you → アーユ(/r/ が弱くなる・消える地区も)


例文2 I’m ˈfine, ˈthank you↘︎.

  • イントネーション(下がりで安定・締め)

✅日本語訳

元気です、ありがとう。

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

アイム ファイン、サンキュー↘︎

🔍イントネーションの説明

・返答は基本↘︎で落ち着かせる。誠実・完結の感じ。
・ˈfine と ˈthank にストレス。
・全部フラットだと棒読み。逆に↗︎で終えると「まだ続きがある?」と相手を待たせる響き。

🔍リンキングの説明

・I’m‿fine → アイムファイン(/m/と/f/ を連続で)
・fine,‿thank → ファインサン…(/n/→/θ/ で舌先は上の前歯の裏)


例文3 ˈWhat’s up↗︎?

  • イントネーション(軽い上がりで親しみ)

✅日本語訳

調子どう?/最近どう?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

ワツァッ↗︎

🔍イントネーションの説明

・全体を軽く↗︎。フレンドリーでカジュアル。
・ˈWhat’s にやや強勢、up は弱め。
・強く↘︎で落とすと「不機嫌?」に誤解されやすい。

🔍リンキングの説明

・What’s‿up → ワツァップ → ワツァッ(/t/ が弱化して省エネ発音)


例文4 Could you ˈsay that a↗︎GAIN↘︎?

  • イントネーション(againで↗︎↘︎の山)

✅日本語訳

もう一度言っていただけますか?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

クジュ セイ ダッタ ゲイン↗︎↘︎

🔍イントネーションの説明

・依頼なので文末は優しめに。a↗︎GAIN↘︎ と小さな山を作ると丁寧で自然。
・強勢は ˈsay と aˈgain。
・全部↘︎で平坦だと命令的、全部↗︎だと不安げに聞こえる。

🔍リンキングの説明

・Could‿you → クッジュー(/dʒ/化:Couldja)
・say‿that → セイダッ(/ð/が弱く[t]寄りになることも)
・that‿again → ザッタゲイン(/t/ が次の母音で連結)


例文5 I’m ˈnot ˈsure if you ˈheard me↘︎.

  • イントネーション(下がりで控えめに確認)

✅日本語訳

聞こえていましたか(たぶん聞こえてないかも…)?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

アイム ノッ シュア イフ ユー ハード ミー↘︎

🔍イントネーションの説明

・全体は↘︎で控えめ・配慮のニュアンス。
・ˈnot / ˈsure / ˈheard にストレス。
・↗︎で終わると「責めている?」印象になりやすいので注意。

🔍リンキングの説明

・not‿sure → ノッチュア(/t/ 弱化+/ʃ/へ同化)
・sure‿if → シュアリフ(/r/‿if の滑らか連結)
・heard‿me → ハードミー(/d/ と /m/ の連結で息は止めない)

英語は「文末だけが上がる/下がる」ではなく、文の途中で小さく↗︎上げて“まだ続くよ/ここがポイントだよ”を合図することがよくあります。代表パターンと練習用のミニ例をどうぞ。


よくある「途中↗︎上げ」パターンとミニ例

1) 列挙(listing):最後の項目だけ↘︎

  • We need ˈmilk↗︎, ˈeggs↗︎, and ˈbread↘︎.
    日本語:牛乳と卵とパンが必要です。
    カタカナ:ウィ ニード ミルク↗︎、エッグズ↗︎、アン ブレッド↘︎
    ねらい:続きがある項目は↗︎、リストの終わりで↘︎。

2) 選択疑問(A or B?):最初の選択肢↗︎、最後↘︎

  • ˈTea↗︎ or ˈcoffee↘︎?
    日本語:紅茶にしますか、それともコーヒー?
    カタカナ:ティー↗︎ オア コーフィー↘︎
    ねらい:耳で“どっち?”と分かる形に。

3) 前置節・未完了の意味(non-final clause):節末を軽く↗︎

  • If you ˈcan↗︎, could you ˈsend it toˈday↘︎?
    日本語:できれば、今日送ってもらえますか?
    カタカナ:イフ ユー キャン↗︎、クジュ センディッ トゥデイ↘︎
    ねらい:「まだ本題続くよ」の合図。

4) コントラスト強調(contrastive focus):強調語で一段上げてから落とす

  • I said the ˈGREEN↗︎ one, not the ˈBLUE↘︎ one.
    日本語:青じゃなくて“緑”って言いましたよ。
    カタカナ:アイ セド ザ グリーン↗︎ ワン、ノッ ザ ブルー↘︎ ワン
    ねらい:強調語を一瞬持ち上げて、対比をクリアに。

5) 挿入句・ためらい(hedge/parenthetical):挿入部を軽く↗︎

  • I ˈthink↗︎, we should ˈwait a ˈbit↘︎.
    日本語:うーん、少し待ったほうがいいと思います。
    カタカナ:アイ シンク↗︎、ウィ シュド ウェイタ ビッ↘︎
    ねらい:「ちょっと様子見」の柔らかさが出る。

6) 感情の高まり・期待(lift then fall)

  • It’s ˈeven↗︎ ˈbetter than I ˈthought↘︎!
    日本語:想像より“さらに”良い!
    カタカナ:イッツ イーブン↗︎ ベラー ザン アイ ソート↘︎
    ねらい:キー語 even で持ち上げて、評価を着地。

7) 確認の言い直し(self-correction)

  • He’s from ˈOˈsaka↗︎—ˈI mean—ˈKobe↘︎.
    日本語:彼は大阪…いや、神戸出身です。
    カタカナ:ヒーズ フロム オーサカ↗︎… アイミーン… コウベ↘︎
    ねらい:訂正前を↗︎にして“未確定”を示す。

8) 部分質問(wh-word後に小さな山)

  • ˈWhere ↗︎exactly↘︎ is the ˈoffice↘︎?
    日本語:オフィスは“正確に”どこですか?
    カタカナ:ウェア ↗︎イグザクトリ↘︎ イズ ジ オフィス↘︎
    ねらい:exactly に小山を作って「詳しく」を強調。

9) 連続情報の区切り(thought groups)

  • ˈWhen you arˈrive↗︎, // ˈcall me↘︎.
    日本語:着いたら、電話して。
    カタカナ:ウェン ユー アライヴ↗︎、// コール ミー↘︎
    ねらい:// で「思考グループ」を分け、前半は↗︎で続き合図。

10) 丁寧依頼の“予告持ち上げ”

  • Could you ˈpossibly↗︎ // ˈcheck this toˈday↘︎?
    日本語:もし可能なら、今日これ確認いただけますか?
    カタカナ:クジュ ポッサブリ↗︎ // チェック ディス トゥデイ↘︎
    ねらい:possibly を↗︎にして、丁寧さと躊躇いを示す。

コツ(実戦用)

  • **思考グループ//**で文を2–3ブロックに分け、非終端ブロックは軽く↗︎、最終ブロックで↘︎を基本形に。
  • **重要語だけ小山(↗︎↘︎)を作る。日本語話者は平坦になりやすいので、“上げは小さく短く”**を意識。
  • 録音して、列挙は↗︎↗︎↘︎選択は↗︎↘︎の“型”でチェック。


例文6 Can you ˈpass me the ˈsalt, ˈplease↗︎?

  • イントネーション(最後を軽く上げて依頼)

✅日本語訳

塩を取ってくれますか?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

キャンユ パス ミー ザ ソルト、プリーズ↗︎

🔍イントネーションの説明

・依頼は語尾を軽く↗︎に。押しつけがましさを避ける。
・ˈpass と ˈsalt にストレス。ˈplease は小さく↗︎。
・強く↘︎だと命令調に聞こえる。

🔍リンキングの説明

・Can‿you → キャンヤ/キャニュ
・pass‿me → パスミー(/s/ と /m/ の連結。/s/は止めず流す)
・me‿the → ミーザ(/ð/ は舌先を軽く前歯に)


例文7 ˈWhere is the ˈnearest ˈtrain ˈstation↘︎(/↗︎)?

  • イントネーション(基本は↘︎、丁寧ならほんのり↗︎)

✅日本語訳

一番近い駅はどこですか?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

ウェアイズ ザ ニアレスト トレイン ステイション↘︎(丁寧なら↗︎)

🔍イントネーションの説明

・Wh疑問は基本↘︎。はっきり情報を求めるトーン。
・丁寧・控えめにしたい時は最後をごく軽く↗︎。
・主要語 ˈnearest / ˈtrain / ˈstation に強弱。
・強すぎる↗︎は不自然で「迷いがある」印象。

🔍リンキングの説明

・Where‿is → ウェアリズ(/r/ が弱い地域も)
・nearest‿train → ニアレス トレイン(/t/ が次の /t/ に同化しやすい)
・train‿station → トレインステイション(/n/ と /s/ を切らずに)


例文8 Exˈcuse me↗︎, ˈhow ˈmuch is ˈthis↘︎?

  • イントネーション(呼びかけ↗︎→質問↘︎)

✅日本語訳

すみません、これはいくらですか?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

エクスキューズミー↗︎、ハウマチ イズ ディス↘︎

🔍イントネーションの説明

・呼びかけ「Excuse me」は↗︎で注意をやわらかく引く。
・価格質問は↘︎で落として明確に。
・全部↗︎だと不安げ、全部↘︎だとぶっきらぼう。

🔍リンキングの説明

・how‿much‿is → ハウマチズ(/tʃ/ の後に /z/ を滑らかに)
・is‿this → イズディス(/z/+/ð/ の連結で濁る)


例文9 ˈWhat ˈtime does the ˈmeeting ˈstart↘︎?

  • イントネーション(情報質問は落として締め)

✅日本語訳

会議は何時に始まりますか?

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

ワッ タイム ダズ ザ ミーティン スタート↘︎

🔍イントネーションの説明

・Wh疑問なので↘︎。キーワード ˈmeeting / ˈstart にストレス。
・↗︎で終えると「確認待ち」や曖昧に聞こえがち。

🔍リンキングの説明

・What‿time → ワッタイム(/t/ が次の /t/ とつながって1拍)
・does‿the → ダズザ(/zð/ の連結で「ズザ」系に)
・meeting‿start → ミーティンスタート(/ŋ/ と /s/ を切らない)


例文10 ˈLife goes ˈon↘︎.

  • イントネーション(宣言・まとめは気持ちよく落とす)

✅日本語訳

人生は続いていく。

🔊ネイティブに近いカタカナ表記

ライフ ゴーズ オン↘︎

🔍イントネーションの説明

・肯定文の典型:最後を↘︎で収束。落ち着き・確信のトーン。
・ˈLife と ˈon にストレス。goes は弱めでリズムを保つ。
・↗︎だと未完了の感じになり、名言感が薄れる。

🔍リンキングの説明

・Life‿goes → ライフゴウズ(/f/ から母音へスムーズに)
・goes‿on → ゴウゾン(/z/ が次の母音に滑り込む)


使い方のコツ(練習ガイド)

・まずは「矢印の形」を声でなぞるつもりで、語尾だけを↗︎↘︎でオーバーに。
・次にˈストレス位置を保ったまま、全体の強弱(強—弱—弱…)を一定のリズムで。
・最後にリンキングを加えて「息を止めない」ことに集中(単語間を切らない)。

この10パターンを録音→客観視→微調整のループで練習すれば、イントネーションの自然さが一気に上がります。

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