- 「Tennessee Waltz」の歌詞のリンキングやリダクション
 - ▶️ 後5つの表現:
- ⑥ “dancing with”(〜と踊っていた)
 - ⑦ “darling to”(恋人へ)
 - ⑧ “an old”(古い、昔の)
 - ⑨ “I happened”(私は〜した)
 - ⑩ “to see”(見るために)
 - 🧩 総まとめ:今回の5つの表現(6〜10)
 - 🎤 発音を上達させるコツ
 - 🔚 まとめ(音のつながりをマスターすると…)
 - 🔟 ネイティブが自然につなげて発音する例文
 - ① I was going to call you.
 - ② She happened to be there.
 - ③ I’m dancing with her.
 - ④ This is my darling.
 - ⑤ I talked to an old friend.
 - ⑥ Did you see that?
 - ⑦ He’s going to see you.
 - ⑧ Friend I told you about.
 - ⑨ I need to know.
 - ⑩ What did you do?
 
 - ✅ リンキング&リダクションの共通ルールまとめ
 - 🗣️ 学習アドバイス
 
「Tennessee Waltz」の歌詞のリンキングやリダクション
アメリカの有名な楽曲「Tennessee Waltz」の歌詞の中から、英語特有の**音のつながり(リンキング)や脱落(リダクション)**が起こるフレーズを5つピックアップし、詳細に解説します。
それぞれに対して:
- 該当フレーズとその日本語訳
 - 発音に近いカタカナ表記
 - 舌の位置・口の形・息の吐き方などの発音方法
 
を丁寧に解説していきます。

音声については©音読さんを使用しています
🔹 参考歌詞:「Tennessee Waltz」冒頭より
I was dancing with my darling to the Tennessee waltz
When an old friend I happened to see
▶️ 選定ポイント一覧(リンキング・リダクションが起こる箇所)
- “I was”
 - “with my”
 - “to the”
 - “friend I”
 - “happened to”
 
① “I was”(私は〜だった)
- ✅ 歌詞内:“I was dancing…”
 
- 📖 日本語訳:私は踊っていた…
 - 📚 カタカナ表記:アイワズ
 - 🔤 実際の発音:/aɪ wəz/
 
💡 発音のポイント
- “was” は弱くなり “wəz” と発音されます(シュワー音 /ə/ が使われる)
 - “I” の /aɪ/ の最後の イ 音と、”was” の w が滑らかにつながります
 - 舌の形:“I” は口の奥で少し持ち上げ、“w” で唇を丸く突き出します
 - 息の流れ:自然に吐き出すように、力を抜いて
 
💬 注意点
- **「アイ ワズ」ではなく「アイワズ(アイウァズに近い)」**とつなげて言うこと
 
② “with my”(〜と一緒に)
- ✅ 歌詞内:“with my darling”
 
- 📖 日本語訳:私の恋人と一緒に
 - 📚 カタカナ表記:ウィズマイ
 - 🔤 実際の発音:/wɪð maɪ/
 
💡 発音のポイント
- “with” の ð(有声の歯間音)は、日本語にない音。
- 舌先を上の前歯に軽く当てて「ズ」と発音するイメージ
 
 - 「with」と「my」が滑らかにつながり、「ウィズマイ」が「ウィズマイ」または「ウィズァマイ」に近くなります
 - “with my” → /wɪðmaɪ/(間を空けない)
 
🗣️ コツ
- 「ウィズ」と「マイ」の間に息を入れず、1つの塊のように言うと自然に聞こえます
 
③ “to the”(〜へ)
- ✅ 歌詞内:“to the Tennessee waltz”
 
- 📖 日本語訳:テネシーワルツへ
 - 📚 カタカナ表記:トゥザ
 - 🔤 実際の発音:/tə ðə/
 
💡 発音のポイント
- “to” の母音が弱化し、「トゥ」よりも 「タ」や「ト」 に近くなります(/tə/)
 - “the” は /ðə/ と発音されます(次の単語が母音始まりでなければ)
 - 舌先を上の前歯の裏に軽く当てて「ザ」のように発音
 
🗣️ 息の流れと口の形
- 唇はほとんど開かず、舌の動きに集中
 - 「タザ」「トザ」に近い音感
 
④ “friend I”(友達に私は)
- ✅ 歌詞内:“friend I happened to see”
 
- 📖 日本語訳:たまたま見かけた友人
 - 📚 カタカナ表記:フレンダイ
 - 🔤 実際の発音:/frɛndaɪ/
 
💡 発音のポイント
- “d” + “I” のリンキングで、「ド」や「ダ」に近くなる
 - 「friend」と「I」がくっつき、「フレン・ダイ」になります
 - 舌の動き:“friend” の最後で舌先が上の歯の裏に触れ、「d」音を出してからそのまま「アイ」へ流す
 
🗣️ コツ
- 「フレンド アイ」ではなく、**「フレンダイ」**と一息で言う
 
⑤ “happened to”(たまたま〜した)
- ✅ 歌詞内:“I happened to see”
 
- 📖 日本語訳:私はたまたま見かけた
 - 📚 カタカナ表記:ハプントゥ
 - 🔤 実際の発音:/ˈhæpənd tə/
 
💡 発音のポイント
- “happened” の “-ed” が発音されず、“happen” に近い音に(/hæpənd/)
 - “to” も弱化して /tə/(「タ」)に
 - 結果的に「ハプン タ」に近い音感になる
 
🗣️ 舌の位置と息
- 「happen」の「n」まで言ってすぐ「t」に移るが、t音ははっきりせず弱め
 - 「プン」と「タ」が連続して出るので、息を止めずに滑らかに
 
▶️ 後5つの表現:
- “dancing with”
 - “darling to”
 - “an old”
 - “I happened”
 - “to see”
 
⑥ “dancing with”(〜と踊っていた)
- ✅ 歌詞内:“I was dancing with my darling…”
 
- 📖 日本語訳:私は恋人と踊っていた
 - 📚 カタカナ表記:ダンシンウィズ
 - 🔤 実際の発音:/ˈdæn.sɪŋ wɪð/
 
💡 発音のポイント
- “dancing” の -ing が弱くなって 「ダンシン」 のようになる(「g」はほぼ聞こえない)
 - “with” は前後の単語とつながり、「ズ」に近い発音
 - “g” と “w” がつながり「グウィズ」ではなく、「ンウィズ」になる
 
🗣️ 舌・口の動き
- 「ダンシン」で舌は口の中ほどにあり、「with」で前歯に舌先を当て「ズ」のような柔らかい音を出す
 - 息はスムーズに吐き続け、切らずにつなげる
 
⑦ “darling to”(恋人へ)
- ✅ 歌詞内:“with my darling to the Tennessee waltz”
 
- 📖 日本語訳:恋人と、テネシーワルツへ
 - 📚 カタカナ表記:ダーリンタ
 - 🔤 実際の発音:/ˈdɑːrlɪŋ tə/
 
💡 発音のポイント
- “darling” の「g」は完全にはっきり発音せず、「ダーリン」
 - “to” は弱くなり、「トゥ」ではなく「タ」「ト」に近くなる(/tə/)
 - 結果として、「ダーリンタ」や「ダーリンナ」に近い滑らかなつながりになる
 
🗣️ 息と舌の動き
- 舌は「darling」の最後で上あごに近づけたまま「to」の/t/を作る
 - 息を切らずに発音し、「ダーリンッタ」のように軽く続ける
 
⑧ “an old”(古い、昔の)
- ✅ 歌詞内:“When an old friend I happened to see”
 
- 📖 日本語訳:たまたま見かけた古い友人
 - 📚 カタカナ表記:アノールド
 - 🔤 実際の発音:/ən oʊld/
 
💡 発音のポイント
- “an” の n と、“old” の o がつながり「アノールド」または「ノールド」に近く聞こえる
 - “an” の母音 /ə/ は曖昧母音(シュワー)になり、「ア」よりも「あいまいな音」
 - 「n」のあとすぐに「オー」の音に移動する
 
🗣️ 舌の位置・息
- 「n」は舌先を上の歯の裏につけてから、そのまま「old」へなめらかに移動
 - 息は止めずに「ナォウルド」になるように練習すると自然
 
⑨ “I happened”(私は〜した)
- ✅ 歌詞内:“friend I happened to see”
 
- 📖 日本語訳:私はたまたま見かけた
 - 📚 カタカナ表記:アイハプンド
 - 🔤 実際の発音:/aɪ ˈhæpənd/
 
💡 発音のポイント
- “happened” の -ed は「ド」ではなく、弱く「d」だけを軽くつける(「ハプンド」)
 - “I” の /aɪ/ から母音がしっかり出て「アイハプンド」と流れる
 - すべてが一息でつながり、**「アイハプンドゥシー」**まで続くことが多い
 
🗣️ 発音時のコツ
- “happened” の -ed を無理に強く出さず、軽く「d」で終わるように
 - 舌の先は「p」の後に一度上顎に近づけて、すぐ「n」「d」へ流れる
 
⑩ “to see”(見るために)
- ✅ 歌詞内:“I happened to see”
 
- 📖 日本語訳:たまたま見かけた
 - 📚 カタカナ表記:トゥシー
 - 🔤 実際の発音:/tə siː/
 
💡 発音のポイント
- “to” はまたもや弱化され /tə/(タ、トに近い)
 - 「トゥシー」ではなく、「タシー」や「トシー」 に近い音に
 - 「t」と「s」が隣接するため、強く言うと「チュ」や「ツィ」のように誤解されるので注意
 
🗣️ 舌の形と息の流れ
- 「t」は舌先を上あごに軽く当て、すぐ息を出して「s」に移行
 - 連続音なので、息は切らずに滑らかに吐き出す
 
🧩 総まとめ:今回の5つの表現(6〜10)
| 英語表現 | カタカナ | 発音の注意点 | 
|---|---|---|
| dancing with | ダンシンウィズ | gの脱落、withのズ音 | 
| darling to | ダーリンタ | toの弱化(タ) | 
| an old | アノールド | n + o のリンキング | 
| I happened | アイハプンド | -ed の弱化(d音) | 
| to see | トゥシー/タシー | toのリダクション | 
🎤 発音を上達させるコツ
- 🔁 歌詞を声に出して繰り返す(シャドーイング)
 - 🎧 ネイティブの歌手(Patti Page など)の発音を模倣する
 - 👅 舌の動きや口の形を鏡で確認しながら練習
 
🔚 まとめ(音のつながりをマスターすると…)
これらのつながり(リンキング)や音の省略(リダクション)を理解すると、「Tennessee Waltz」だけでなく、ほとんどの英語の歌や会話が格段に聞き取りやすく、発音しやすくなります。
初心者の方でも以下を意識すると効果的です:
- 単語単位でなく、「音の塊」で覚える
 - 舌の位置や口の形に注意して、何度も声に出して練習
 - 歌を聴いて真似する(シャドーイング)
 
「Tennessee Waltz」の歌詞中にあったような リエゾン(音の連結) や リンキング(音のつながり)、リダクション(音の省略・弱化) は、もちろん歌だけでなく日常会話でも頻繁に使われます。
ここでは、実際のネイティブの会話でよく出てくる10個のフレーズを選び、
「自然なつながり(音変化)」を含めて、以下のポイントを詳しく説明します:
- ✅ 実際の英文フレーズ
 - 📚 カタカナでの発音目安
 - 🔤 音声変化のルール(リエゾン・リンキング・リダクション)
 - 👅 舌の位置・口の形・息の出し方
 - 📖 日本語訳
 
🔟 ネイティブが自然につなげて発音する例文
① I was going to call you.
✅ 「I was」+「going to」(よく使う構文)
- 📚 カタカナ:アイワズゴナコーユー
 - 🔤 音変化:
- “I was” → アイワズ(”was” が弱くなる)
 - “going to” → ゴナ(”to” のリダクションと同化)
 
 - 👅 舌は「ゴ」で喉の奥を使い、「ナ」は舌先を上あごに軽くタッチ
 - 📖 意味:電話しようと思ってたんだよ
 
② She happened to be there.
✅ “happened to” に注目!
- 📚 カタカナ:シーハプントゥビゼア
 - 🔤 音変化:
- “happened” → ハプンド(”e” が曖昧母音 /ə/ に)
 - “to” → タ(シュワー音 /tə/)
 - “be there” → ビゼア(リエゾンでつながる)
 
 - 👅 「happened」はpからnまで舌先を使い、”to”はほぼ「タ」で流す
 - 📖 意味:たまたま彼女がそこにいたの
 
③ I’m dancing with her.
✅ “dancing with” はリンキングが起こる
- 📚 カタカナ:アムダンシンウィザ
 - 🔤 音変化:
- “dancing” → ダンシン(”g” の脱落)
 - “with her” → ウィザ(”th” と “h” のリンキング+”her”の弱化)
 
 - 👅 「with her」の”th”は舌を上の前歯に挟む→そのまま「z」に流れる
 - 📖 意味:彼女と踊ってるところだよ
 
④ This is my darling.
✅ “my darling” のなめらかなつながり
- 📚 カタカナ:ディシズマイダーリン
 - 🔤 音変化:
- “This is” → ディシズ(連結音)
 - “my darling” → マイダーリン(「イ」と「ダ」が連結)
 
 - 👅 舌先を下げ、母音を口前方で丸く出す(ダーリン)
 - 📖 意味:こちらが私の恋人です
 
⑤ I talked to an old friend.
✅ “to an old” のなめらかリンキング!
- 📚 カタカナ:アイトークトゥァノールドフレンド
 - 🔤 音変化:
- “to an” → トゥァン
 - “an old” → ノールド
 
 - 👅 舌は「トゥ」から「ァン」に滑らかに、「ノールド」で”n”から”o”へスムーズに移動
 - 📖 意味:昔の友人と話したんだ
 
⑥ Did you see that?
✅ “Did you” の典型的なリンキング!
- 📚 カタカナ:ディジュスィーザッ(ト)
 - 🔤 音変化:
- “Did you” → ディジュ(t + y → ch/j音になる)
 
 - 👅 「d」と「y」が合わさって「j」音に変化
 - 📖 意味:それ見た?
 
⑦ He’s going to see you.
✅ again “going to” = gonna!
- 📚 カタカナ:ヒーズゴナスィーユー
 - 🔤 音変化:
- “going to” → ゴナ
 - “see you” → スィーユー(リエゾン)
 
 - 👅 「ゴ」→喉の奥、「ナ」→舌先上あご、「スィー」→歯の間から息を細く出す
 - 📖 意味:彼があなたに会うつもりだよ
 
⑧ Friend I told you about.
✅ “friend I” のつながり(「フレンダイ」)
- 📚 カタカナ:フレンダイトールドュアバウト
 - 🔤 音変化:
- “friend I” → フレンダイ(”d + I”のリンキング)
 
 - 👅 舌先で「d」を出してそのまま「I」へ(間を空けず)
 - 📖 意味:君に話してた友達のことだよ
 
⑨ I need to know.
✅ “need to” の「ニートゥ」→「ニーダ」
- 📚 カタカナ:アイニーダノウ
 - 🔤 音変化:
- “need to” → ニーダ(tがd化する:アメリカ英語特有)
 
 - 👅 舌は「d」を出す際に上あごにタップし、「ノウ」に流す
 - 📖 意味:知る必要がある
 
⑩ What did you do?
✅ “did you” → 「ディジュ」
- 📚 カタカナ:ワッディジュドゥ?
 - 🔤 音変化:
- “What did you” → ワッディジュ
 
 - 👅 舌の動きが早く、「did you」は一音に近い形で滑らかに出る
 - 📖 意味:何をしたの?
 
✅ リンキング&リダクションの共通ルールまとめ
| 音変化 | 説明 | 例 | 
|---|---|---|
| リンキング | 子音 + 母音がつながる | friend‿I, with‿her | 
| リエゾン | 単語の区切りがなくなる | an‿old, to‿a | 
| リダクション | 弱音化や音の脱落 | going to → gonna, want to → wanna | 
| 音の同化 | t + y → ch/j 音に | did you → didju | 
🗣️ 学習アドバイス
- 🎧 ネイティブ音声をゆっくり+速くの両方で聞き取る
 - 📓 つなげて発音する箇所にスラッシュやハイフンを入れてスクリプトを作成
 - 🎤 シャドーイングとオーバーラッピングで、口を「英語の口」に慣れさせる
 

  
  
  
  

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