- I Will Always Love Youの歌に学ぶネイティブ発音
- 🔍使用楽曲についての注意
- ① “If I should stay” の「If I」
- ② “I will only be in your way” の「be in」
- ③ “I hope life treats you kind” の「treats you」
- 🔍 単語ごとの発音変化と解説:
- 🎧 ワンポイントアドバイス:
- ④ “And I will always love you” の「will always」
- ⑤ “You, my darling you” の「darling you」
- 🎤まとめ:リスニングと発音のコツ
- 「I Will Always Love You」に出てきた単語を使った日常英会話の例10個
- ① If I knew that, I wouldn’t ask.
- ② I might be in trouble.
- ③ She treats you like a child.
- ④ I will always be with you.
- ⑤ You’re my darling, you know that?
- ⑥ If I were you, I’d wait.
- ⑦ Will always remember that.
- ⑧ She might be in a hurry.
- ⑨ If I can help, let me know.
- ⑩ I will always be there for you.
- 🔚まとめ:リンキング・リエゾンを聴き取るコツ
I Will Always Love Youの歌に学ぶネイティブ発音
ホイットニー・ヒューストンの名曲「I Will Always Love You」の中から、単語同士がつながって発音が変化したり、省略されたりする例を5つピックアップし、それぞれ詳細に解説いたします。
🔍使用楽曲についての注意
「I Will Always Love You」は元々ドリー・パートンによって書かれた楽曲ですが、ホイットニー・ヒューストンによるカバーが特に有名です。本記事では、ホイットニー・ヒューストン版(映画『ボディガード』で使用)の歌詞と歌唱を基にしています。
① “If I should stay” の「If I」
✅ 該当箇所の歌詞:
“If I should stay, I would only be in your way”
Created By ondoku3.com(他の音声についても音読さんを利用しています)
✅ カタカナ発音(自然な英語のリエゾン・リンキングを反映):
イファイ シュッステイ、アイウドンリ ビン ニョア ウェイ
✅ 日本語訳
もし私がここにとどまったら、あなたの邪魔になってしまうでしょう。
- 「If I should stay」=「もし私がとどまったら」
- 「I would only be in your way」=「私はただあなたの邪魔になるだけでしょう」
これは、相手を思いやって「自分が去ることで、あなたにとっての幸せを願う」という文脈です。
音声変化のポイント:
- 「If I」は繋がって発音され、「イファイ」ではなく、ほぼ「イファイ」→「イファイ(滑らかに)」と1語のように聞こえます。
- 「f」と「I」の間に区切りがなくなり、息を流すようにつながります。
- カタカナ表記:
イファイ - 舌の位置と口の形:
- 「If」の「f」は、上の前歯を下唇に軽く乗せて、そこから「I」へ滑らかにつなげます。
- 舌は「I」の発音時に中央に上がりますが、短く発音することであまり動きません。
- 息の吐き方:
「f」の部分で息を摩擦音として軽く出し、そのまま「I」に流れるように切れ目なく移行します。
🔍 単語ごとの発音ポイント:
フレーズ | カタカナ表記 | 発音ポイント |
---|---|---|
If I | イファイ | 「f」で息を吐きながら「I」に滑らかにつなぐ |
should stay | シュッステイ | 「should」は語尾が省略気味、「stay」とスムーズに繋がる |
I would only | アイウドンリ | 「would」の[d]が弱く、「only」と連結、「ドンリ」と1語のように |
be in your way | ビン ニョア ウェイ | 「be in」は「ビン」、「your」は「ヨア」または「ニョア」で滑らかに |
👅 発音時の舌・口・息の使い方(概要):
- f(If):上の前歯と下唇で軽く擦るように息を吐き出す
- l(will / only):舌先を上の歯茎の裏に当て、すぐに離す
- n(be in / in your):舌先が上あごの前方に当たる
- you / your:舌は中央でやや持ち上げ、口をすぼめて「ユー / ヨア」と発音
- way:口を「ウ」にすぼめてから「エイ」に滑らかに変化
💡 リスニング・発音のコツ:
- この1行だけでも「リエゾン(音のつながり)」や「省略」「弱音化」が多く含まれます。
- ネイティブは単語ごとに発音せず、一息で流れるように言います。
② “I will only be in your way” の「be in」
✅ 該当箇所の歌詞:
I will only be in your way
✅ カタカナ表記(リエゾン・リンキングを反映):
アイ ウィローンリ ビン ニョア ウェイ
✅ 日本語訳:
私はただあなたの邪魔になるだけでしょう
- 「I will」=「私は~するつもりです」
- 「only」=「ただ~だけ」
- 「be in your way」=「あなたの邪魔になる」
このフレーズは、「私がここにいると、あなたの前に立ちはだかってしまう=進むのを妨げてしまう」というニュアンスです。相手の幸せを願って身を引こうとする、愛のある別れの言葉です。
音声変化のポイント:
- 「be」と「in」がつながり、「ビーイン」ではなく、「ビィイン」や「ビン」のように聞こえる。
- 「e」と「i」が連続することで、間の「i」が弱くなり、ほぼ1語に聞こえる。
- カタカナ表記:
ビン(もしくはビィン) - 舌の位置と口の形:
- 「be」では唇を軽く閉じてからすぐに開く。
- 舌は上前方に軽く上げて「in」の/i/を発音。
- つながることで、舌の動きは最小限。
- 息の吐き方:
息は流れるように一息で「ビン」と吐き出す。間にブレスを入れない。
🔍 発音詳細(単語ごとの変化と音のつながり):
フレーズ | カタカナ表記 | 発音ポイント |
---|---|---|
I will | アイウィル → ウィルが弱くなって ウィ に近くなる | |
only | オウンリ → ローンリ / オーンリ に聞こえることも(曖昧母音) | |
be in | ビーイン → ビン と1語のように連結(リエゾン) | |
your way | ヨア ウェイ → ニョア ウェイ と、弱くつながり「your」が崩れる |
👅 舌・口・息の使い方(発音解説):
🟦 I will(アイ ウィル):
- 「I」→ 舌は中央、口を大きく開けて「アイ」
- 「will」→ 舌先を上前歯の裏に当て、口をすぼめて「ウィ」
🟦 only(ローンリ):
- 「o」→ 唇を丸める(日本語の「オ」よりやや深い)
- 「l」→ 舌先を上の歯茎裏に軽くタッチ
- 「nly」→ 鼻に抜ける音で「ンリ」と発音
🟦 be in(ビン):
- 「be」と「in」が連結して「ビン」になる
- 舌は平らな位置から、上の前歯の裏に軽く当たって「n」
🟦 your way(ニョア ウェイ):
- 「your」は速く弱くなり、「ヨア」→「ニョア」や「ユァ」に近くなる
- 「way」→ 舌の動き少なめで、口を「ウ」から「エイ」に変化させながら発音
💡 ネイティブ風に発音するコツ:
- 全体を 一息で流れるように 発音しましょう。
例:「アイウィローンリビンニョアウェイ」 と止まらずスムーズに。 - 「be in」や「your way」のように、前の単語が母音で終わり、次も母音で始まる場合は自然とつなげる(リエゾン)。
- 「only」などの副詞は、リズム的に強く読まれがちなので、やや強調して言ってもOK。
③ “I hope life treats you kind” の「treats you」
✅該当箇所の歌詞:
“I hope life treats you kind”
✅ カタカナ表記(自然な発音に近い形):
アイ ホープ ライフ チューツュー カイン(ド)
✅ 日本語訳:
あなたの人生が優しくありますように
- 「I hope」=「私は願っている」
- 「life treats you kind」=「人生があなたに親切である(優しく接する)」
このフレーズは、別れを告げながらも、相手の幸せと平穏を心から願うという、非常に温かく感情的な部分です。
音声変化のポイント:
- 「treats you」はつながって「チューツュー」や「チューツャ」のように聞こえます。
- 「treats」の語尾の「ts」と「you」の「y」が連結して「ch」音に変化(連結音:連結して別音に変化する現象)。
- カタカナ表記:
チューツュー(またはチューツャ) - 舌の位置と口の形:
- 「treats」で舌先が上の歯茎に一度触れて破裂音。
- 「you」につながる時、舌が硬口蓋に近づき、「t」+「y」=「ch」音に変化。
- 口は「チュ」と丸くすぼめる形に。
- 息の吐き方:
「ch」音を作る時に一度止めた息を勢いよく吐き出す。
🔍 単語ごとの発音変化と解説:
フレーズ | カタカナ表記 | 発音ポイント |
---|---|---|
I hope | アイ ホープ | 「hope」のpは軽く破裂、息を出しながら終わる |
life | ライフ | f音は摩擦音。上の前歯で下唇を軽く押さえて息を出す |
treats you | チューツュー | 「treats」の「ts」と「you」の「y」が連結し、「ch」音になる(※重要なリエゾン) |
kind | カイン(ド) | 語尾の「d」は歌の中でほぼ聞こえず、消える場合が多い |
👅 発音のコツ(舌の位置・口の形・息の出し方):
🟧 treats you(チューツュー):
- リエゾン:
- 「treats」の語尾「ts」と、「you」の「y」が連結して「ch」音のように変化します。
- ネイティブには「treats you」→ **「チューツュー / チューツャ」**のように聞こえる。
- 舌と口の形:
- 「ch」音を出す時は、舌先を上あご(硬口蓋)の近くに上げて一瞬止め、強めに「チュ」と弾くように発音。
- 唇は「チュ」の時にすぼめて前に出す。
🟧 kind(カイン):
- 語尾の「d」は歌唱では消えるか非常に弱く発音される。
- 「アイ ホープ〜」からつながるので、「カイン」で切らずに、なめらかに余韻を残すように言うと自然。
✅ リズムと発音全体の流れ:
アイ|ホープ|ライフ|チューツュー|カイン
- 単語ごとに区切るのではなく、2〜3語ごとに流れるように発音するとネイティブらしい。
- 息は止めず、感情を込めて優しく流れるように言うのがこの一節のポイントです。
🎧 ワンポイントアドバイス:
- 「treats you」は、会話でも頻出する**強いリエゾン(音の連結)**の例です。
- 他にも日常会話で「me and you」→「ミーエンユー」→「ミーニュー」などに変化するように、子音+母音の組み合わせでは音が融合することを意識して聴いてみましょう。
④ “And I will always love you” の「will always」
✅該当箇所の歌詞:
“And I will always love you”
✅ カタカナ発音(ネイティブのリエゾン・リズムを反映):
エンダイ ウィローウェイズ ラヴ ユー
✅ 日本語訳:
そして私は、いつまでもあなたを愛しています
- 「And I」=「そして私は」
- 「will always」=「いつも・ずっと」
- 「love you」=「あなたを愛しています」
👉 このフレーズは、相手との別れを受け入れながらも「変わらぬ愛」を伝える、曲の中で最も感情的で象徴的な一文です。
音声変化のポイント:
- 「will always」はつながって「ウィローウェイズ」のように聞こえる。
- 「l」の連続によって1つに滑らかに融合される(連続音)。
- カタカナ表記:
ウィローウェイズ - 舌の位置と口の形:
- 「will」の語尾の「l」で舌先を上の歯茎の裏に軽く触れる。
- そのまま滑らかに「always」に入るため、舌を大きく動かさずに連続させる。
- 口は「ウィ」→「ロ」→「ウェイ」と広がりながら進行。
- 息の吐き方:
止めずに滑らかに吐き続ける。ブレスは間に入れず。
🔍 単語ごとの発音ポイント:
フレーズ | カタカナ表記 | 解説・ポイント |
---|---|---|
And I | エンダイ | 「d」と「I」が連結して「ダイ」に近い音に。t音は消えるか弱くなる。 |
will always | ウィローウェイズ | 「l」が2つ続くため、滑らかに連結。「ウィル オールウェイズ」ではなく1語のように「ウィローウェイズ」 |
love you | ラヴ ユー | 「love」のvは下唇に上の歯を当てて振動。自然に「you」へつなげて「ラヴユー」 |
👅 発音方法(舌の位置・口の形・息の出し方)
🟧 And I(エンダイ):
- 「d」と「I」が連結して、「ダイ」のように聞こえる
- 舌先が上前歯の裏に軽く触れてから、跳ねるように「ダ」
🟧 will always(ウィローウェイズ):
- 「will」→ 舌先を上の歯茎の裏に当てて「l」
- 「always」へは舌をそのままの位置でつなげる
- 「ウィルオールウェイズ」ではなく、一息で「ウィローウェイズ」と言うのがネイティブっぽい
🟧 love you(ラヴ ユー):
- 「v」音は、上の前歯を下唇に軽く当て、空気を振動させる(日本語にはない音)
- 「you」は唇をすぼめて前に出す「ユー」。強めに伸ばすことで感情がこもる
✅ 一息で言うリズム感:
全体を感情的に、かつ滑らかにこう発音します:
エンダイ|ウィローウェイズ|ラヴ ユー
- 3つのフレーズで1つの流れとして言うことで、ネイティブらしいメロディ感と情緒が出ます。
- 歌の中では、「love you」の部分が一番伸びやかに歌われるため、「ラ〜ヴ ユ〜〜」と感情を込めてしっかり伸ばしましょう。
💡 ワンポイント練習法:
- フレーズを分割してシャドーイング(マネ)する
→「エンダイ」→「ウィローウェイズ」→「ラヴユー」 - 最後は一息でスムーズに発音する練習
→「エンダイ ウィローウェイズ ラヴユー」 - ホイットニー・ヒューストンの音源と一緒に口パクでもOK!リズムと感情を体に覚えさせる
⑤ “You, my darling you” の「darling you」
✅該当箇所の歌詞:
“You, my darling you”
✅ カタカナ発音(自然なリエゾン・発音変化を反映):
ユー、マイ ダーリンニュー
✅ 日本語訳:
あなたよ、私の最愛のあなた
- 「You」= あなたよ(感情を込めて語りかける言い方)
- 「my darling」= 私の愛しい人(恋人や特別な存在への愛称)
- 後半の「you」= もう一度繰り返すことで、愛情と余韻を強調しています
👉 この一節は、感情が高まる部分であり、愛情をこめて相手の名を呼ぶような印象があります。
音声変化のポイント:
- 「darling」と「you」が繋がって、「ダーリンニュー」のように聞こえる。
- 「g」と「y」がつながって「gyu」や「nyu」のように変化(音の融合・連結)
- 舌の位置と口の形:
- 「darling」の「g」で舌の後部が軟口蓋に触れる。
- 「you」に続くと、舌が前方に滑らかに移動し、「nyu」に近い音に。
- 口は「ダ」→「リ」→「ニュー」と小さく開閉。
- 息の吐き方:
「g」から「you」に続くときに息を止めず、鼻に抜けるような柔らかい息で発音。
🔍 発音ポイント(リンキング・音のつながりあり):
英文フレーズ | カタカナ表記 | 発音のポイント |
---|---|---|
You | ユー | 息を前に吐きながら「ユー」。感情をこめて、やや長く言うことが多い |
my darling | マイ ダーリン | 「darling」の「g」はほぼ発音されず、優しく「ダーリン」で終わる |
darling you | ダーリンニュー | 「g」と「you」の「y」がつながり、「gy」→「ny」音に近くなる(リエゾン・音の変化) |
👅 舌・口・息の使い方の詳細:
🟧 You(ユー):
- 唇をしっかり前に突き出し、丸くすぼめて「ユー」
- 舌はやや高く持ち上げて中央から息を出す
- 感情をこめて、語りかけるようにやや伸ばして発音すると良い
🟧 my darling(マイ ダーリン):
- 「my」→口を少し縦に開けて「マイ」
- 「darling」→「ダー」で口を縦に、「リン」で舌先を上前歯の裏に当てる
- 最後の「g」はほぼ発音せず、柔らかく終わる
🟧 darling you(ダーリンニュー):
- 「darling」と「you」がつながって、**「ダーリンニュー」**のように聞こえる
- 舌の後ろ側が「g」の位置から「y」へ滑らかに動くことで、**「gyu」→「nyu」**のような音に変化(リエゾン)
- 息は止めず、一息でやさしく吐き出すように
✅ リズムの流れ:
ユー|マイ|ダーリンニュー
- このセリフは、語りかけるように 「間」を取りながら感情的に言うのがポイント。
- 特に「ダ〜〜リンニュー」は、歌では音を引き伸ばす部分なので、声に余韻と温かさを持たせて発音しましょう。
🎧 発音練習のヒント:
- まずは「ダーリンユー」ではなく、「ダーリンニュー」と柔らかく繋げるのを意識
- ホイットニーの原曲をよく聴いて、**リエゾン(つながり)**を真似してみましょう
- 鏡の前で口の形・舌の動きをチェックしながら練習すると効果的です
🎤まとめ:リスニングと発音のコツ
英語の歌を聴くときは、単語と単語の「つながり(リンキング)」や「音の変化(リエゾン)」に注意しましょう。歌詞を正しく読んでいても、実際の発音が異なるため聞き取れないことがあります。
✅学習ポイント
- 音のつながりを意識してリスニング練習
- 発音記号や実際の歌声を真似して発声練習
- YouTubeやSpotifyで繰り返し聴いて、変化に慣れる
「I Will Always Love You」に出てきた単語を使った日常英会話の例10個
「I Will Always Love You」に出てきた単語・フレーズ(If I / be in / treats you / will always / darling you)を含み、ネイティブが日常会話でリンキングやリエゾンを使って自然に話す例文を10個ご紹介します。
それぞれに:
- 日本語訳
- カタカナでの近い発音表記
- 舌の位置、口の形、息の吐き方
を詳しく解説しています。
① If I knew that, I wouldn’t ask.
(それを知ってたら、聞かないよ)
- カタカナ表記:
イファイ ニュー ザッタイ ウドゥン アスク - 発音変化ポイント:
- 「If I」→「イファイ」:/f/と/I/が滑らかにつながる
- 「that I」→「ザッタイ」:「t」が母音間に挟まれて「ら行」に近い音へ変化(フラッピング)
- 「wouldn’t ask」→「ウドゥン アスク」:「t」はほぼ消失、ダークLのような音
- 舌の動きと息の出し方:
- 「f」→上の前歯を下唇に軽く当てて息をスッと吐く
- 「knew」では舌を口の奥で少し後ろに引く
- 「that I」の「t」は舌を軽く上の歯茎に触れ、すぐに跳ねさせる
- 全体的にブレスは止めず、流れるように話す
② I might be in trouble.
(トラブルに巻き込まれそうだ)
- カタカナ表記:
アイ マイ ビントゥラブル - 発音変化ポイント:
- 「be in」→「ビン」や「ビィン」:「e」と「i」の母音が融合
- 「in trouble」もリエゾンで「イントゥラブル」とつながる
- 舌の動きと息の出し方:
- 「be」のあと、舌先を上前歯の裏あたりに軽く上げ「in」の/i/を発音
- 口は少し開けて、連続して発音することで舌をほとんど動かさない
- 息を切らずに「ビントゥ」と流す
③ She treats you like a child.
(彼女はあなたを子ども扱いしている)
- カタカナ表記:
シー チューツュー ライカ チャイルド - 発音変化ポイント:
- 「treats you」→「チューツュー」や「チューツャ」:「ts」と「y」の音が連結し、「ch」音に
- 「like a」→「ライカ」:弱く短い「カ」で曖昧母音
- 舌の動きと息の出し方:
- 「treats」で「t」と「s」が連続し、舌先が前歯の裏側付近
- 「you」の/y/が続くことで「ch」音(舌先を上の前歯の裏に当てて一気に離す)に変化
- 「チュー」時の口は丸くすぼめて前に突き出す
④ I will always be with you.
(いつも君と一緒にいるよ)
- カタカナ表記:
アイ ウィローウェイズ ビー ウィズ ユー - 発音変化ポイント:
- 「will always」→「ウィローウェイズ」:l音がつながり1語のように
- 「be with you」→「ビーウィズュー」:「with」のthはほぼ消える or softな発音
- 舌の動きと息の出し方:
- 「will」→舌先が上前歯の裏
- 「always」へは舌を離さず、連続させる
- 息は止めず、リズム良く流れるように吐く
⑤ You’re my darling, you know that?
(君は僕の愛しい人だよ、わかってる?)
- カタカナ表記:
ユア マイ ダーリンニュー ノウザッ? - 発音変化ポイント:
- 「darling you」→「ダーリンニュー」:gとyの音が滑らかに連結し「ny」音に
- 「know that」→「ノウザッ」:thが省略されることもあるカジュアルな発音
- 舌の動きと息の出し方:
- 「darling」のgはほぼ発音されず、舌は上前方から口蓋の裏へ移動
- 「you」への繋がりで「nyu」に近い音になる
- 息はソフトに鼻に抜けるように発音
⑥ If I were you, I’d wait.
(僕だったら待つね)
- カタカナ表記:
イファイワーユー アイド ウェイト - 発音変化ポイント:
- 「If I」→「イファイ」:滑らかに1語化
- 「were you」→「ワーユー」:「r」と「y」が連結
- 「I’d」→「アイド」:過去分詞’dの短縮音
- 舌の動きと息の出し方:
- 「If」→fで軽く息を前歯で摩擦させる
- 「I」→舌を中央に引き上げる
- 「you」→舌を上げ、口をすぼめて発音
⑦ Will always remember that.
(いつまでも覚えているよ)
- カタカナ表記:
ウィローウェイズ リメンバ ザッ - 発音変化ポイント:
- 「will always」→「ウィローウェイズ」:l音が連結
- 「remember that」→「リメンバザッ」:語尾のtが落ちる or 弱くなる
- 舌の動きと息の出し方:
- l音を連続で出す時、舌は歯茎裏につけっぱなしにする
- 息は一定に吐き続けるように発音する
⑧ She might be in a hurry.
(彼女、急いでるかもね)
- カタカナ表記:
シー マイ ビナ ハリー - 発音変化ポイント:
- 「be in a」→「ビナ」:連結して1語に近く聞こえる
- 「in a hurry」→「ナハリー」:inとaがリエゾン
- 舌の動きと息の出し方:
- 「be in」→舌を上げすぎず、自然に前後に軽く動かすだけ
- 「hurry」→舌は平らに、口を広げて息を吐き出す
⑨ If I can help, let me know.
(手伝えるなら教えて)
- カタカナ表記:
イファイキャンヘルプ レッミ ノウ - 発音変化ポイント:
- 「If I」→「イファイ」:定番のリンキング
- 「can help」→「キャンネェルプ」:「can」のnと「help」のhが融合しh脱落気味
- 「let me」→「レッミ」:「t」と「m」の連結(フラッピングやtの消失)
- 舌の動きと息の出し方:
- canのnからhelpのeへスムーズに移行することで、舌は中央に保つ
- let meではtを発音せず、唇をすぼめたままmに移行
⑩ I will always be there for you.
(いつも君の味方だよ)
- カタカナ表記:
アイ ウィローウェイズ ビー ゼア フォーユー - 発音変化ポイント:
- 「will always」→「ウィローウェイズ」:連結と音の滑り
- 「there for you」→「ゼアフォーユー」:フォーユーが滑らかに
- 舌の動きと息の出し方:
- thereで舌先を前に出してthの摩擦音を柔らかく出す
- for youでは口を丸めて「フォー」→「ユー」と自然に続ける
🔚まとめ:リンキング・リエゾンを聴き取るコツ
- ネイティブ英語では「単語ごとに切る」のではなく、「文章全体を1つの流れとして捉える」ことが大切です。
- 特に助動詞・代名詞・前置詞など短く弱い単語が、前後の語とつながって消えたり変化するので、シャドーイング練習が効果的です。
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