- Jolene(ジョリーン)の発音のコツ
- 🎵【1】”Jolene, Jolene, Jolene, Jolene”
- 🎵【2】”I’m begging of you please don’t take my man”
- 🎵【3】”Your beauty is beyond compare”
- 🎵【4】”With flaming locks of auburn hair”
- 🎵【5】”And eyes of emerald green”
- 🔚まとめ:日本人が注意すべきポイント
- 🌟補足:発音練習のコツ
- ✅【1】”Jolene is beautiful, isn’t she?”
- ✅【2】”I’m begging of you to talk to her.”
- ✅【3】”Her beauty is hard to ignore.”
- ✅【4】”She has long locks of golden hair.”
- ✅【5】”The girl with eyes of emerald green stood there.”
- 🔚まとめ:発音変化・リンキング一覧
- 🎯ポイント
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Jolene(ジョリーン)の発音のコツ
「Jolene(ジョリーン)」はアメリカのカントリー歌手 Dolly Parton(ドリー・パートン)の代表曲ですね。英語学習にとって、歌は発音のリズムやリンキング(音のつながり)・リエゾン(語末と語頭の音の連結)の練習にとても役立ちます。
今回は、日本人がつまずきやすい英語の発音にフォーカスして、「Jolene」の歌詞から5つの例を取り上げ、リンキング・リエゾンが起こるポイントと、発音のコツ・変化・省略される部分を詳しく解説します。加えて、日本語訳も添えます。
🎵【1】”Jolene, Jolene, Jolene, Jolene”
(ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン)
発音のポイント:
- 「Jolene」は [ʤoʊˈliːn](ジョーリーン)という発音。
- 最後の [n] の音は、歌の中では鼻音で引き伸ばされていることが多く、リズム的に “ジョーリーーーン” のように聴こえます。
- ちなみに、[ʤ] の音(”J”)は日本語の「ジ」と「ヂ」の中間音。舌を少し上の歯ぐきに当てるようにして「ヂョ」と発音するのがポイント。
日本語訳:
「ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン」
(※サビの繰り返し、相手に訴えかけるような強調)
🎵【2】”I’m begging of you please don’t take my man”
(アイム・ベギング・オブ・ユー・プリーズ・ドント・テイク・マイ・マン)
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング箇所:
- begging _of you → 「ベギンガブユー」
- “of you” の部分が繋がって、「オヴ・ユー」ではなく「アヴュー」または「ガヴュー」に近くなる - don’t _take → 「ドンテイク」
- “t” がやや弱くなり、「ドゥンテイク」に聞こえることも - take _my → 「テイクマイ」
- はっきり繋がる。英語特有のリズムで音を切らずにつなぐ。
発音の変化まとめ:
- 全体が一つの音の流れのように聞こえる。
- 「of you」はリエゾンで「アヴュー」または「ガヴュー」に変化するため、日本語話者が苦手とする部分。
日本語訳:
「お願いだから私の男を奪わないで」
🎵【3】”Your beauty is beyond compare”
(ユア・ビューティー・イズ・ビヨンド・コンペア)
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング:
- beauty _is → 「ビューティィズ」
- “y” の音と”is” が滑らかにつながって、「ビューティズ」に - beyond _compare → 「ビヨンドコンペア」
- “d” が弱くなる、または省略気味に。「ビヨンコンペア」のように聞こえることも
発音のコツ:
- “is” は歌詞の流れでしばしば短く、”z” 音だけが強調される感じ。
- 「ビューティーズ」にならないように、あくまで “beauty is” のつながり。
日本語訳:
「あなたの美しさは比べようがないほど」
🎵【4】”With flaming locks of auburn hair”
(ウィズ・フレイミング・ロックス・オブ・オーバーン・ヘア)
発音のポイント:
🔸 リンキング:
- with _flaming → 「ウィズフレイミング」
- “th” の音が弱くなり、聞き取りにくい - locks _of → 「ロックソブ」または「ロッカヴ」
- “of” が前の語にリエゾンされ、「ソブ」や「ヴ」になる - auburn _hair → 「オーバーンネア」
- “n” と “h” がつながる。音が連続して流れる。
発音の変化まとめ:
- “locks of” → 「ロッカヴ」など、”of” の [əv] 音がしっかり繋がるのがポイント。
- “with flaming” の “th” が曖昧母音のように聞こえるので、「ウィフ」に近い。
日本語訳:
「燃えるような赤茶色の髪をした」
🎵【5】”And eyes of emerald green”
(アンド・アイズ・オブ・エメラルド・グリーン)
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング:
- and _eyes → 「アナイズ」
- “d” の音が前の語から次の語につながる、”d” が脱落することも - eyes _of → 「アイズァヴ」
- “s” と “of” がつながって「ザブ」「ザヴ」のように変化 - emerald _green → 「エメラルドグリーン」
- “d” と “g” がぶつかるため、”d” がほぼ聞こえずに繋がることも
発音の変化まとめ:
- 「アナイズァヴ」のように流れることで、単語ごとの区切りが曖昧になる。
- 「and」が「アンド」でなく「アン」や「アナ」として発音されがち。
日本語訳:
「エメラルドグリーンの瞳」
🔚まとめ:日本人が注意すべきポイント
英語表現 | 発音変化(リンキング・リエゾン) | 日本語訳 |
---|---|---|
Jolene | ジョーリーーーン(nを伸ばす) | ジョリーン |
begging of you | ベギンガヴユー | お願いしてるの |
beauty is | ビューティィズ | 美しさは |
locks of | ロッカヴ / ロックソブ | 髪の |
and eyes of | アナイズァヴ | そして目は |
🌟補足:発音練習のコツ
- 歌を1行ごとにゆっくり真似して練習する
- 歌詞と一緒に発音記号やカタカナ表記を見ながら聴く
- シャドーイング(聞きながら声に出す)を取り入れると◎
もちろんです!
今回は歌詞ではなく、日常会話の中で「リエゾン」や「リンキング」が起こる文を選び、日本人がつまずきやすいポイントを解説していきます。
「Jolene」の中で出てきた単語(例:Jolene, begging of you, beauty is, locks of, eyes of)を組み込んだ会話風の英文を5つ作り、それぞれ以下の形式で詳しく説明します。
✅【1】”Jolene is beautiful, isn’t she?”
(ジョリーンは美しいよね?)
🔹発音変化ポイント:
- Jolene _is → 「ジョリーンイズ」ではなく、[n] と [i] が繋がって「ジョリーニズ」と聞こえる。
- isn’t _she → [t]と[s]が連結して「イズンチー」のような音になることがある。
この “t” が「チ」のような破裂音に変化しやすい。
🔹リンキング:
- 「ジョリーンニズビューティフル」
- 「イズンチー?」という風に、音が滑らかにつながる。
🔹日本語訳:
「ジョリーンって美しいよね?」
✅【2】”I’m begging of you to talk to her.”
(お願いだから彼女に話しかけてよ)
🔹発音変化ポイント:
- begging _of you → 「ベギング・オブ・ユー」ではなく、
”g” と “of” がくっついて「ベギンガヴユー」または「ベギナヴュー」となりやすい。 - talk _to → アメリカ英語では「タークトゥー」ではなく、**「タークゥ」**のように「t」が柔らかくなる、または flapping(弾音)で「ターラ」っぽくなることも。
🔹リンキング:
- begging _of → ガヴのように聞こえる(リエゾン)
- talk _to → トゥーが曖昧母音化(タークゥ)
🔹日本語訳:
「お願いだから、彼女に話してみてよ」
✅【3】”Her beauty is hard to ignore.”
(彼女の美しさは無視できない)
🔹発音変化ポイント:
- beauty _is → 「ビューティ・イズ」ではなく、**「ビューティィズ」**のように滑らかに繋がる。
- hard _to → 「ハード・トゥ」ではなく、**「ハーッル」**のように “t” が弾音化(flap)して「d」のように聞こえる(アメリカ英語)。
🔹リンキング:
- beauty_is → ビューティィズ
- hard_to → ハールまたはハーッル(リエゾン)
🔹日本語訳:
「彼女の美しさは見過ごせないね」
✅【4】”She has long locks of golden hair.”
(彼女は金色の長い髪をしている)
🔹発音変化ポイント:
- locks _of → 「ロックス・オブ」ではなく、**「ロッカヴ」**または「ロクサヴ」のように “of” が前の単語にくっついて曖昧になる。
- golden _hair → 「ゴールデン・ヘア」ではなく、“n” と “h” がつながって「ゴールデネア」のように聞こえる。
🔹リンキング:
- locks_of → ロッカヴ(リエゾン)
- golden_hair → ゴールデネア(”n” と “h” のリンキング)
🔹日本語訳:
「彼女は金色の長い髪をしているよ」
✅【5】”The girl with eyes of emerald green stood there.”
(エメラルドグリーンの瞳を持つ少女がそこに立っていた)
🔹発音変化ポイント:
- eyes _of → 「アイズ・オブ」ではなく、**「アイズァヴ」**または「アイズヴ」のように発音される。
- stood _there → 「ストゥッド・ゼア」ではなく、**「ストゥッゼア」**と滑らかにつながる。
🔹リンキング:
- eyes_of → アイズァヴ(リエゾン)
- stood_there → ストゥッゼア(”d” と “th” がつながる)
🔹日本語訳:
「エメラルドグリーンの瞳の少女がそこに立っていた」
🔚まとめ:発音変化・リンキング一覧
英文フレーズ | リンキング/リエゾン部分 | 発音変化例 |
---|---|---|
Jolene is | Jolene_is | ジョリーニズ |
begging of you | begging_of_you | ベギンガヴュー |
beauty is | beauty_is | ビューティィズ |
locks of | locks_of | ロッカヴ |
eyes of | eyes_of | アイズァヴ |
🎯ポイント
- 英語は単語同士が「音でつながる言語」です。
- 日本語のように一語一語を切って読むと不自然になり、聞き取りも難しくなります。
- 歌詞・会話問わず、「つながり方」こそが英語らしさの本質です。
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