- Can’t Help Falling In Loveこう発音すれば歌えるコツ5選
- エルヴィス・プレスリーとは(概要)
- 基本プロフィール
- 幼少期~デビュー
- RCA移籍とTV旋風(1956〜)
- 兵役(1958–1960)、映画スター時代
- “’68カムバック・スペシャル”~ライブ復活
- 原点回帰のステージ
- 「Can’t Help Falling In Love」
- “Aloha from Hawaii via Satellite”(1973)
- 晩年・受賞・遺産
- エピソード
- ① “can’t help”
- ② “falling in”
- ③ “in love”
- ④ “with you”
- ⑤ “Wise men”
- 💬 一般会話で使えるリンキング例10選
- ① I can’t help laughing.
- ② She’s falling in love again.
- ③ Are you in love?
- ④ I want to be with you.
- ⑤ Wise men know the truth.
- ⑥ I can’t help you right now.
- ⑦ He’s falling in asleep.
- ⑧ They’re in love with each other.
- ⑨ I’ll be with you forever.
- ⑩ Only wise men understand.
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Can’t Help Falling In Loveこう発音すれば歌えるコツ5選
エルヴィス・プレスリーとは(概要)
Elvis Presley(1935年1月8日〜1977年8月16日)。
ロックンロールを世界に広めた象徴的存在。
「The King of Rock ’n’ Roll(ロックの王様)」として、歌・映画・ライブ演出まで大衆音楽の在り方を変えた。
基本プロフィール
・ミドルネーム表記は墓石「Aaron」、公文書・サイン「Aron」
・出身:米ミシシッピ州テュペロ、のちにテネシー州メンフィスへ移住
・音楽活動開始:1953年にサン・レコードで“My Happiness”を録音。1954年 “That’s All Right”の録音・発売が転機
・RCAへ1955年末に移籍し、1956年に全国的ブレイク
・代表曲:Heartbreak Hotel / Hound Dog / Love Me Tender / Jailhouse Rock / Can’t Help Falling In Love ほか
・愛称・象徴:「The King」、決め台詞“Elvis has left the building.”、スローガン「TCB(Taking Care of Business)」は1969年にバンド名にも採用
幼少期~デビュー
音楽的背景
・ゴスペル・カントリー・ブルースなど黒人音楽に大きな影響を受けて育つ
サン・レコードでの転機
・1954年、サム・フィリップスらの前で歌った“That’s All Right”が白人・黒人音楽の融合として大きな注目を集める
RCA移籍とTV旋風(1956〜)
RCAでの成功
・RCAデビューシングル“Heartbreak Hotel”が全米1位を獲得
テレビ出演での衝撃
・エド・サリヴァン・ショー出演、第3回では「腰の動き」が論議を呼び、上半身のみの放映となる
兵役(1958–1960)、映画スター時代
西ドイツ駐留と結婚
・兵役で西ドイツに駐留、プリシラ・ボーリューと出会い、1967年に結婚
- 娘リサ・マリー誕生:1968年2月1日、
- プリシラと離婚:1973年10月
映画主演期
・除隊後は映画主演作が増え、一時サウンドトラック中心に活動
“’68カムバック・スペシャル”~ライブ復活
原点回帰のステージ
・1968年、TV特番で黒レザー姿で原点回帰
・ライブ中心に再転換し、再び「ライブの王」として復権
「Can’t Help Falling In Love」
曲の背景と魅力
・1961年映画『Blue Hawaii』の挿入歌
・旋律は18世紀歌曲“Plaisir d’amour”由来
・1969年以降のコンサートで締め曲に定着し、終演の象徴に
“Aloha from Hawaii via Satellite”(1973)
世界初の衛星生中継コンサート
・1973年1月、ハワイで開催
・世界40か国以上で配信され、同時視聴者数は10億人規模とされる歴史的イベント
晩年・受賞・遺産
グラミー受賞
・受賞は主にゴスペル部門
・1971年にはグラミー生涯業績賞(Lifetime Achievement Award)を受賞
晩年と死
・1977年、メンフィスの自宅グレイスランドで死去
・死因は薬物誤用を含む心不全と発表
遺産
・グレイスランドは現在もファンの聖地として世界中から人々が訪れる
エピソード
TCBと好物
・スローガン「TCB(Taking Care of Business)」は1969年からバンド名に採用
・ピーナッツバター&バナナサンドは本人の好物として有名
① “can’t help”
✅日本語訳
・「どうしても〜せずにいられない」
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・キャン(ト)ヘルプ → キャンヘルプ
🔍リンキングの詳細
・/nt/+/h/ の境目で /t/ を止めて弱化し、直後の /h/ を弱く発音
・「キャン(ト)ヘルプ」→ キャンヘルプ/キャンʔヘルプ
💡ポイント:舌の形と位置
・/n/: 舌先を歯茎に当てる
・/t/: 同じ場所でブロックして放出しない
・/h/: 舌は中立
💡ポイント:口の形
・/æ/(can’t):縦に開ける(指2本)
・/ɛ/(help):横に軽く広げる
💡ポイント:息の吐き方
・/t/ の後、やわらかく息を出す
💡ポイント:声の出し方
・/t/ を強く言わず、声をレガートにつなぐ
② “falling in”
✅日本語訳
・「(恋に)落ちていく」
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・フォーリン(グ)イン → フォーリンギン
🔍リンキングの詳細
・/ŋ/+/ɪ/ の間に [g] が挿入され「フォーリンギン」と滑らかに
💡ポイント:舌の形と位置
・/ŋ/: 舌の後ろを軟口蓋に
・すぐに舌を前へ出して /ɪ/ へ移動
💡ポイント:口の形
・/ɔː/: 丸めて大きめ
・/ɪ/: 小さめで自然
💡ポイント:息の吐き方
・/ŋ/ で止めすぎず、軽く解放して /ɪ/ へ
💡ポイント:声の出し方
・[g] は弱く、影のように添える程度
③ “in love”
✅日本語訳
・「恋している」
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・インラヴ(ンラ)
🔍リンキングの詳細
・/n/ と /l/ が同じ歯茎で連結 → ンラ と続く
💡ポイント:舌の形と位置
・/n/: 舌先を歯茎
・/l/: 舌先を歯茎に軽く、両側を上げる
💡ポイント:口の形
・/ɪ/: 小さめ
・/ʌ/: 縦に開ける
💡ポイント:息の吐き方
・連続的に /n/→/l/ を切らずに流す
💡ポイント:声の出し方
・/ʌ/ を芯のある地声で出すと安定感が出る
④ “with you”
✅日本語訳
・「君と」
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・ウィズユー/ウィスユー → ウィズヤ
🔍リンキングの詳細
・/ð/+/j/ の連結。会話では [jə] に弱化し「ウィズヤ」に
💡ポイント:舌の形と位置
・/ð/: 舌先を軽く歯の間に
・/j/: 舌面を前高めに
💡ポイント:口の形
・/w/: 軽くすぼめる
・/juː/: 丸みを保つ
💡ポイント:息の吐き方
・/ð/ は弱く摩擦をかけすぎない
💡ポイント:声の出し方
・「with」を控えめに、「you」を太く伸ばすと表現力UP
⑤ “Wise men”
✅日本語訳
・「賢者たち」
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・ワイズメン
🔍リンキングの詳細
・/z/ から /m/ へ有声音を流し続ける → /zm/ のまま滑らかに
💡ポイント:舌の形と位置
・/z/: 舌先を歯茎付近で摩擦
・/m/: すぐに両唇を閉じる
💡ポイント:口の形
・/aɪ/: 縦→横へスムーズに
・/e/: 中程度の開き
💡ポイント:息の吐き方
・/z/ から /m/ へ連続した有声で切らない
💡ポイント:声の出し方
・語頭をささやき気味に始め、語尾を軽く太くするとムードが出る
💬 一般会話で使えるリンキング例10選
① I can’t help laughing.
✅日本語訳
・笑わずにいられない
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・アイキャン(ト)ヘルプ ラーフィン
🔍リンキングの詳細
・can’t help → /t/ が無音化して「キャンヘルプ」
・help laughing → /p/+/l/ の連結で「ヘルプラ」
💡ポイント:舌の形と位置
・/n/ から /t/ は舌先を歯茎に
・/l/: 舌先を歯茎に軽く当てる
💡ポイント:口の形
・/æ/ は縦にしっかり開ける
・/æ/(laugh)は横にも広げる
💡ポイント:息の吐き方
・/t/ を止めて弱く息を流す
💡ポイント:声の出し方
・「laugh」にアクセントを置いて感情的に
② She’s falling in love again.
✅日本語訳
・彼女はまた恋に落ちている
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・シーズ フォーリンギン ラヴ アゲン
🔍リンキングの詳細
・falling in → [g] が挿入され「フォーリンギン」
・love again → /v/+母音で「ラヴァゲン」
💡ポイント:舌の形と位置
・/ŋ/: 舌の奥を軟口蓋に
・/v/: 上の歯を下唇に
💡ポイント:口の形
・/ɔː/ は丸めて大きく
・/ʌ/ は縦に軽く開く
💡ポイント:息の吐き方
・/ŋ/ で止めず軽く流す
💡ポイント:声の出し方
・「love」を強めにロマンチックに
③ Are you in love?
✅日本語訳
・君は恋してるの?
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・アーユー インラヴ(ンラヴ)
🔍リンキングの詳細
・in love → /n/ と /l/ がつながり「ンラ」
💡ポイント:舌の形と位置
・/n/: 舌先を歯茎に
・/l/: 舌先を歯茎に軽く、両側を持ち上げる
💡ポイント:口の形
・/ɪ/: 小さく開ける
・/ʌ/: 中央で自然に開ける
💡ポイント:息の吐き方
・途切れず流す
💡ポイント:声の出し方
・「love」を下げ気味に甘く
④ I want to be with you.
✅日本語訳
・君と一緒にいたい
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・アイ ワナ ビ ウィズユー → ウィズヤ
🔍リンキングの詳細
・want to → 「ワナ」に短縮
・with you → /ðj/ が「ズヤ」に
💡ポイント:舌の形と位置
・/ð/: 舌先を歯の間に軽く
・/j/: 舌面を高く前へ
💡ポイント:口の形
・/w/ で丸め、/juː/ で伸ばす
💡ポイント:息の吐き方
・/ð/ は弱く摩擦を残す
💡ポイント:声の出し方
・「you」に重心を置く
⑤ Wise men know the truth.
✅日本語訳
・賢者は真実を知っている
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・ワイズメン ノウ ザ トゥルース
🔍リンキングの詳細
・wise men → /z/+/m/ が有声連結「ズメン」
💡ポイント:舌の形と位置
・/z/: 舌先を歯茎付近
・/m/: 両唇を閉じる
💡ポイント:口の形
・/aɪ/: 縦から横へ滑らかに
・/e/: 中程度
💡ポイント:息の吐き方
・/z/ の声を途切れさせない
💡ポイント:声の出し方
・「wise」に軽く強調
⑥ I can’t help you right now.
✅日本語訳
・今は君を助けられない
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・アイキャン(ト)ヘルプ ユー ライッナウ
🔍リンキングの詳細
・can’t help → /t/ 弱化
・help you → /pj/ → 「プユー」
💡ポイント:舌の形と位置
・/p/: 唇を閉じて息をためる
・/j/: 舌を前高に
💡ポイント:口の形
・/æ/ しっかり縦に開ける
💡ポイント:息の吐き方
・/p/ で止めて素早く解放
💡ポイント:声の出し方
・「right now」にアクセント
⑦ He’s falling in asleep.
✅日本語訳
・彼は眠りに落ちている
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・ヒーズ フォーリンギン アスリープ
🔍リンキングの詳細
・falling in → [g] 挿入
・in asleep → /n/+母音で「ナスリープ」
💡ポイント:舌の形と位置
・/ŋ/ は舌奥を軟口蓋
・/sl/ は舌先を歯茎
💡ポイント:口の形
・/ɔː/ 丸めて大きく
・/iː/ は横に広げる
💡ポイント:息の吐き方
・滑らかに息を流す
💡ポイント:声の出し方
・「asleep」を柔らかく
⑧ They’re in love with each other.
✅日本語訳
・彼らはお互いに恋している
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・ゼア インラヴ ウィズィーチャザー
🔍リンキングの詳細
・in love → 「ンラヴ」
・with each → /ð/ 弱化 → 「ウィズィーチ」
💡ポイント:舌の形と位置
・/n/ と /l/ を同じ歯茎で連続
・/ð/ は軽く歯の間
💡ポイント:口の形
・/ʌ/: 中央で自然に開く
💡ポイント:息の吐き方
・息を止めず流す
💡ポイント:声の出し方
・「love」を大きめに強調
⑨ I’ll be with you forever.
✅日本語訳
・ずっと君と一緒にいるよ
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・アイル ビ ウィズユー フォーエヴァ
🔍リンキングの詳細
・with you → 「ウィズユー/ウィズヤ」
・you forever → /juː fə/ で「ユーフォ」
💡ポイント:舌の形と位置
・/ð/ は弱く
・/j/ は舌面を前高
💡ポイント:口の形
・/ɔː/ 丸める
・/e/ は中程度
💡ポイント:息の吐き方
・スムーズに流す
💡ポイント:声の出し方
・「forever」をロングトーンで
⑩ Only wise men understand.
✅日本語訳
・賢者だけが理解する
🔊ネイティブに近いカタカナ表記
・オンリー ワイズメン アンダスタンド
🔍リンキングの詳細
・wise men → 「ワイズメン」→「ワイズメン(ズメン)」
💡ポイント:舌の形と位置
・/z/ → 舌先を歯茎近く
・/m/ → 両唇を閉じる
💡ポイント:口の形
・/aɪ/: 縦から横へ
・/æ/: 大きく開ける
💡ポイント:息の吐き方
・有声音を切らずに連続
💡ポイント:声の出し方
・「understand」に強調を置く
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