- Sound of Silenceの歌うコツ
 - ✔ 直訳:
 - ✔ 意訳(詩的):
 - ✅ 3. “Left its seeds while I was sleeping”
 - ✔ 直訳:
 - ✔ 意訳(詩的に):
 - ✅ 4. “And the vision that was planted in my brain”
 - ✔ 直訳:
 - ✔ 意訳(詩的に):
 - ✅ 単語ごとの発音・リンキング解説:
 - ✅ フレーズ全体のネイティブ風発音(自然な連結):
 - ✅ 日本語訳:
 - ✅ 聞き取りにくいポイントと理由:
 - ✅ 練習用チャンク分け(リズムで練習):
 - ✅ 英語とカタカナ対応まとめ:
 - ✅ 詩的なニュアンス解釈:
 - ✅ 音読・シャドーイングのヒント:
 - 🎧 まとめ:聞き取りにくいリエゾン・リンキングの例
 - 📚 学習のヒント
 - 普通の会話で使うリエゾンとリンキングの例
 - ① “He’s my old teacher.”
 - ② “Because a lot of people think so.”
 - ✅ 発音の分解とリンキングの解説:
 - ✅ ネイティブが話すとこう聞こえる!
 - ✅ 英語とカタカナの対応まとめ:
 - ✅ おまけ:意味と文の使われ方
 - ③ “I was sleeping while I was watching TV.”
 - ④ “That was a great movie!”
 - ⑤ “Do you remember the sound of thunder?”
 - ⑥ “My old car broke down again.”
 - ⑦ “Because a friend told me.”
 - ⑧ “While I was eating, the phone rang.”
 - ⑨ “That was my idea.”
 - ⑩ “I like the sound of your voice.”
 - ✅ 最後に:リエゾンとリンキングに共通するポイント
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Sound of Silenceの歌うコツ
「The Sound of Silence」は英語学習者にとって、特に「リエゾン(音の連結)」や「リンキング(単語間の音のつながり)」が多く含まれており、聞き取りが難しい曲のひとつです。
以下では、「The Sound of Silence」の歌詞から、日本人にとって聞き取りにくいリエゾン・リンキングの例を5つ選び、それぞれの発音変化や省略について詳しく解説します。

音声については©音読さんを使用しています
✅ 1. “Hello darkness, my old friend”
✅ カタカナ発音(ネイティブっぽく再現):
- ヘロー ダークネス、マイヨウル(ド)フレンド
 
(※「ド」はほぼ聞こえないことが多いのでカッコ付き)
✅日本語訳
- こんにちは、暗闇よ。僕の古い友よ
 
🔶問題の部分:
- “my old” の部分
 
🔊 実際の発音:
- 「マイ・オールド」ではなく、
 - 「マイヨウルド」 /maɪ joʊld/ のように発音されます。
 
🔍 解説:
- “my” の最後の音 /aɪ/ と、“old” の最初の母音 /oʊ/ がリンキングします。
 - その結果、「y」のような音が挟まって「マイヨウルド」と聞こえます。
 - “d” の音も弱くなり、ほぼ聞こえません。
 
💡ポイント:
- 「母音+母音」の間に**/j/**(「イ」のような音)が入るリエゾンが発生
 
✅ 単語ごとの発音ポイント:
| 英単語 | ネイティブ発音(IPA) | カタカナ風表記 | 発音のコツ | 
|---|---|---|---|
| Hello | /həˈloʊ/ | ヘロー | 「ハロー」ではなく「ヘロー」が自然 | 
| darkness | /ˈdɑːrk.nəs/ | ダークネス | 「ク」は軽く、「ネス」は弱めに | 
| my old | /maɪ joʊld/ | マイヨウルド | 「マイ」と「オールド」がつながり「ヨウルド」に | 
| friend | /frɛnd/ | フレンド | 最後の「ド」は弱く発音されることが多い | 
✅ 日本語訳:
こんにちは、暗闇よ。僕の古い友よ。
- “Hello” → 挨拶だけでなく、「呼びかけ」としても使われています。
 - “darkness” → ここでは「暗闇」を人格のように扱っています。
 - “my old friend” → 「昔からの友達」=比喩的に「心の中の孤独」や「静寂」を指しています。
 
✅ ネイティブの流れるような発音(全文):
ヘロー・ダークネス、マイヨウルフレンド
※ 全体的に滑らかで、“my old” が特に聞き取りにくくなります。
ネイティブの発音を聞くと、**「マイヨウル」**と1単語のように聞こえます。
✅ 2. “Because a vision softly creeping”
✅ カタカナ発音(ネイティブっぽく再現):
- ビカザ ヴィジョン ソフトリィ クリーピン
 
またはもっとネイティブらしく速く発音されると:
- ビカザヴィジョン ソフリィ クリーピン
 
✅日本語訳
- なぜなら、ある幻が 静かに忍び寄ってきたから
 
🔶問題の部分:
- “because a”
 
🔊 実際の発音:
- 「ビカザ」 /bɪˈkəzə/ のように発音されます。
 
🔍 解説:
- “because” の後に “a” が続くので、“because a” がつながって発音されます。
 - “cause” の最後の子音 /z/ と “a” の母音 /ə/ が連結され、**「カザ」**のように聞こえます。
 - ネイティブは “because” 自体を「ビカズ」と省略して発音することも多いです。
 
💡ポイント:
- 子音 /z/ + 母音 /ə/ の典型的なリンキングです。
 
✅ 単語ごとの発音ポイントとリエゾン・リンキング解説:
| 英単語・区切り | IPA発音 | カタカナ風 | 解説 | 
|---|---|---|---|
| Because a | /bɪˈkəz ə/ | ビカザ | リンキング発音:「ズ」と「ア」がつながって「ザ」に聞こえる(because の “se” → /z/、a → /ə/) | 
| vision | /ˈvɪʒən/ | ヴィジョン | 「ビジョン」ではなく「ヴィジョン」に近い。「ʒ」は「ジ」ではなく「ジョ」 | 
| softly | /ˈsɔːft.li/ | ソフリィ or ソフトリィ | 「t」は次の子音と連続すると弱くなり、「ソフリィ」と聞こえることも | 
| creeping | /ˈkriː.pɪŋ/ | クリーピン | 最後の「g」はほとんど発音されず、「クリーピン」 と言うネイティブが多い | 
✅ ネイティブの発音の流れ(リエゾンあり):
ビカザヴィジョン ソフリィクリーピン
- 全体的に、単語と単語の境目が曖昧になって一つの長い音のように聞こえる
 - 特に「because a vision」は完全につながって「ビカザヴィジョン」と聞こえやすい
 
✅ 日本語訳:
なぜなら、ある幻が 静かに忍び寄ってきたから
- because:なぜなら
 - a vision:一つの幻、幻影
 - softly:やさしく、静かに
 - creeping:忍び寄る(creepの進行形)
 
※ここでは、「vision」は実際の視覚というよりは心の中に浮かぶイメージ・幻想の意味です。
✅ 補足:よくある聞き取りのつまずきポイント
| 聞き取れない部分 | 原因 | 解決方法 | 
|---|---|---|
| because a → 「ビコーズア?」と聞こえない | “of” のような音で曖昧になる | 「ビカザ」と認識しておくとスムーズ | 
| softly の “t” が消える | “t” が前後の子音に挟まれて弱くなる | 「ソフトリィ」ではなく「ソフリィ」に近い | 
| creeping の “g” が聞こえない | 進行形の “-ing” の語尾 “g” は日常会話でよく省略される | 「クリーピング」より「クリーピン」に近い音に注意 | 
✅ ネイティブの発音風にまとめて表記すると:
👉 ビカザヴィジョン ソフリィクリーピン
✅ もう一度、日本語訳(直訳+意訳):
✔ 直訳:
なぜなら、ある幻が静かに忍び寄っていたから
✔ 意訳(詩的):
夢のようなイメージが静かに心に入り込んできたから
✅ 3. “Left its seeds while I was sleeping”
✅ カタカナ発音(ネイティブっぽく再現):
- レフティッツスィーズ ワライワズ スリーピン
 
✅日本語訳
- 僕が眠っている間に、幻は静かに種をまいていった
 
🔶問題の部分:
- “while I was”
 
🔊 実際の発音:
- 「ワライワズ」 /ˈwaɪlaɪ wəz/ に近い音になります。
 
🔍 解説:
- “while” の /l/ と “I” の母音 /aɪ/ がくっつき、「ワライ」のように聞こえます。
 - “was” は弱く発音され、“wəz”(シュワ音)になります。
 
💡ポイント:
- 音がなめらかにつながるため、ゆっくり聞かないと個々の単語を認識するのが難しい
 
✅ 単語ごとの発音ポイントとリンキング解説:
| フレーズ | 発音(IPA) | カタカナ | 発音のポイント | 
|---|---|---|---|
| Left its | /lɛft ɪts/ | レフティッツ | – “left” の “t” と “its” の “i” がつながる(子音+母音のリンキング) – 「レフト イッツ」ではなく、**「レフティッツ」**のようにスムーズにつながる  | 
| seeds | /siːdz/ | スィーズ | – 語尾の “ds” は「ズ」に近い音。強く「ズ」とは言わないが聞こえる | 
| while I was | /waɪl aɪ wəz/ | ワライワズ | – 超重要リンキングポイント! “while” と “I” の間に /l/ + /aɪ/ の連結があり、「ワライ」と聞こえる – “was” の母音は弱くなって「ワズ」ではなく「ワズ(シュワ音)」に近い  | 
| sleeping | /ˈsliːpɪŋ/ | スリーピン | – 最後の “g” はほとんど発音されず、「スリーピン」 になる | 
✅ フレーズ全体のネイティブ発音の流れ:
👉 レフティッツスィーズ ワライワズ スリーピン
- 6単語がまるで4つくらいのかたまりに聞こえる
 - リズムとしては:
Left-its / seeds / while-I-was / sleeping 
✅ 日本語訳:
✔ 直訳:
それ(幻)は種を残していった、僕が眠っている間に
✔ 意訳(詩的に):
僕が眠っている間に、幻は静かに種をまいていった
✅ 聞き取りにくいポイントと理由:
| 聞き取りにくい箇所 | 原因 | 解説 | 
|---|---|---|
| Left its | 子音 + 母音のリンキング | 「トイツ」ではなく「ティッツ」になりやすい | 
| while I was | 母音どうしの連結 & 機能語の弱化 | 「ワイル アイ ワズ」ではなく「ワライワズ」と1語のように聞こえる | 
| sleeping | 語尾の「g」弱化 | 「スリーピング」より「スリーピン」が自然 | 
です。
✅ 発音ポイントまとめ:
| 英語 | カタカナ発音 | 音のポイント | 
|---|---|---|
| Left its | レフティッツ | 「ト」と「イ」がつながって「ティッ」 | 
| seeds | スィーズ | 「ズ」は軽く発音 | 
| while I was | ワライワズ | “while”+“I” が特に強くリンキング | 
| sleeping | スリーピン | 「g」は落ちる(省略) | 
✅ ネイティブ風カタカナ発音・完成形:
👉 レフティッツスィーズ ワライワズ スリーピン
※英語学習者がよくやってしまう「レフト イッツ シーズ ワイル アイ ワズ スリーピング」という発音では、ネイティブには不自然に聞こえてしまいます。
✅ 音読練習のアドバイス:
- スロー再生(0.75倍など)で聞いて、音のつながりを耳で覚える
 - 一語ずつではなく、「かたまり」でリズムを感じる
→例:Left its→「レフティッツ」、while I was→「ワライワズ」 - **「自分もこの音でしゃべれるように」**意識してシャドーイングする
 
✅ おまけ:この歌詞の詩的な意味
このフレーズは、主人公が気づかないうちに何かが静かに心の中に入り込んできた様子を描いています。
「vision(幻)」が「種」をまいた=心に何かを残した、という比喩的な表現です。
✅ 4. “And the vision that was planted in my brain”
✅ カタカナ発音(ネイティブ風に再現):
- アン(ダ)ヴィジョン ザワズ プランティディン マイブレイン
 
✅日本語訳
- その幻は、知らぬ間に僕の心に深く根を下ろした
 
※ゆっくりした歌い方だともっとはっきり聞こえますが、ネイティブの自然な発音ではこのように音がつながって聞こえます。
🔶問題の部分:
“that was”
🔊 実際の発音:
「ザッワズ」 /ðæt wəz/
🔍 解説:
- “that” の /t/ は次の語が子音ではなく母音で始まっているため、**脱落(t-dropping)**することがあります。
 - ネイティブの発音では、「ザッワズ」や「ザワズ」と聞こえることもあります。
 
💡ポイント:
“t” が弱く、ほぼ聞こえないことも。全体が流れて「ザワズ」になりやすいです。
✅ 単語ごとの発音・リンキング解説:
| フレーズ | 発音(IPA) | カタカナ | 解説 | 
|---|---|---|---|
| And the | /ənd ðə/ | アン(ダ) | – “d”と“th”が連続するため、「アンザ」ではなく「アンダ」や「アンナ」に近く聞こえる – “d” が消えたり、音が曖昧化することがある  | 
| vision | /ˈvɪʒən/ | ヴィジョン | – 「ビジョン」より「ヴィジョン」が近い。soft “g” の音(ʒ) | 
| that was | /ðæt wəz/ | ザワズ | – “t” が非常に弱くなり、脱落することも多い – “that” と “was” が連結して「ザワズ」となる  | 
| planted | /ˈplæn.tɪd/ | プランティッド or プランティッ | – “ed” の発音は /ɪd/ で終わるが、実際には「プランティッ」と軽く終わることも | 
| in my | /ɪn maɪ/ | インマイ or インナイ | – “in” の “n” と “my” の “m” がつながり、「インナイ」と聞こえることも | 
| brain | /breɪn/ | ブレイン | – はっきり発音される単語で、語尾の“n”も強調されやすい | 
✅ フレーズ全体のネイティブ風発音(自然な連結で):
👉 アン(ダ)ヴィジョン ザワズ プランティディン マイブレイン
- And the → アンナ or アンダ(dとthの連結が曖昧化)
 - that was → ザワズ(tが弱化・脱落)
 - planted in → プランティディン(“ed”と“in”が連結)
 - in my brain → インマイブレイン(自然につながる)
 
✅ 日本語訳:
✔ 直訳:
そしてその幻は、私の脳の中に植え付けられた
✔ 意訳(詩的に):
その幻は、知らぬ間に僕の心に深く根を下ろした
- “planted in my brain” は「種を植える」の比喩で、強烈な印象や記憶、思考が心に残ったという意味。
 - “vision” は前の行「Because a vision softly creeping」で出てきた幻・イメージを受けている。
 
✅ 聞き取りにくいポイントと理由:
| 聞きにくい箇所 | 原因 | 解説 | 
|---|---|---|
| And the | 子音 + 子音の接続 | “d”と“th”の接続が曖昧に発音され「アンナ」や「アンダ」に聞こえる | 
| that was | “t” の脱落 | 「ザットワズ」ではなく、「ザワズ」になる(ネイティブの自然な脱力) | 
| planted in | 語尾と前置詞の連結 | “-ed” + “in” がつながって「プランティディン」 | 
| in my | 子音 + 母音リンキング | 「インマイ」ではなく「インナイ」と聞こえる場合もある | 
✅ ネイティブっぽい音の流れを再確認:
アン(ダ)ヴィジョン / ザワズ / プランティディン / マイブレイン
✅ リズムで覚える音読練習のヒント:
- 一語ずつではなく、意味のかたまり(チャンク)で練習する:
-And the vision
-that was planted
-in my brain - 下のように口に出して、リズムとリンキングを意識しましょう:
 
アンナヴィジョン…
ザワズプランティディン…
マイブレイン!
- 最後の “brain” は感情を込めて、はっきりと。
 
✅ まとめ(ネイティブ発音まとめ):
| 英語フレーズ | カタカナ発音 | 発音ポイント | 
|---|---|---|
| And the vision | アンダヴィジョン | “d”と“th”の曖昧な連結 | 
| that was | ザワズ | “t”の弱化、子音+母音のリンキング | 
| planted in | プランティディン | “ed”+“in”の連結 | 
| my brain | マイブレイン | 強調される語尾、明瞭な音 | 
✅ 日本語訳(総合):
そしてその幻は、僕の心(脳)の中に静かに植え付けられていた
✅ 5. “Still remains within the sound of silence”
✅ カタカナ発音(ネイティブ風に再現):
- スティルリメインズ ウィズィン ザ サウンダヴ サイレンス
 
✅日本語訳
- その幻は、今も静けさの中に残っている
 
🔶問題の部分:
- “sound of silence”
 
🔊 実際の発音:
- 「サウンドブサイレンス」 /ˈsaʊnd əv ˈsaɪləns/
 
🔍 解説:
- “sound of” の “of” は「オブ」ではなく、ほぼ常に弱く「アヴ」や「ブ」のようになります。
 - 全体では、「サウンダヴサイレンス」または「サウンドブサイレンス」と繋がって発音されることが多いです。
 
💡ポイント:
- “of” の弱化がポイント。「オブ」と発音してしまうと不自然に聞こえます。
 
✅ 単語ごとの発音・リンキング解説:
| フレーズ | IPA発音 | カタカナ | 解説 | 
|---|---|---|---|
| Still | /stɪl/ | スティル | 明瞭な子音で、はっきり発音される | 
| remains | /rɪˈmeɪnz/ | リメインズ | “s” の音がやや強調される | 
| within | /wɪˈðɪn/ | ウィズィン | “th”は有声音 /ð/(「ズ」に近い)。「ウィズィン」と聞こえる | 
| the | /ðə/ | ザ | 母音の前なので /ði/ になることもあるが、自然な流れで「ザ」に近い発音 | 
| sound of | /saʊnd əv/ | サウンダヴ | 重要!「サウンド オブ」ではなく「サウンダヴ」。“of” が弱化し「ヴ」だけになることが多い | 
| silence | /ˈsaɪ.ləns/ | サイレンス | はっきり発音される語。詩の最後を締めるので印象的に発音されることが多い | 
✅ フレーズ全体のネイティブ風発音(自然な連結):
👉 スティルリメインズ / ウィズィンザ / サウンダヴ / サイレンス
- 単語間がなめらかにつながり、休まず4つの音のかたまりとして流れます
 - とくに「sound of」→「サウンダヴ」は英語学習者が最も聞き間違いやすいポイントです
 
✅ 日本語訳:
✔ 直訳:
静寂の音の中に、いまだに残っている
✔ 意訳(詩的):
その幻は、今も静けさの中に残っている
- Still remains:まだ残っている(= 存在し続けている)
 - within the sound of silence:静寂という音の中に(逆説的表現で有名)
 
✅ 聞き取りにくいポイントと理由:
| 聞きにくい箇所 | 理由 | 対策 | 
|---|---|---|
| within → ウィズィン | “th” の有声音 /ð/ は日本語にない | 「ズィン」に近い音として覚える | 
| sound of → サウンダヴ | “of” が「オブ」でなく「ヴ」に弱化 | 「サウンドオブ」とは言わないことを意識する | 
| 全体のつながり | 機能語が弱化し、単語の区切りが消える | リズムでチャンク(かたまり)を覚えるのが効果的 | 
✅ 練習用チャンク分け(リズムで練習):
スティル・リメインズ  
ウィズィン・ザ  
サウンダヴ  
サイレンス
このように4つの「チャンク(意味のまとまり)」で区切ると、
ネイティブの自然な抑揚・イントネーションに近づきます。
✅ 英語とカタカナ対応まとめ:
| 英語 | カタカナ | ポイント | 
|---|---|---|
| Still | スティル | 明瞭に | 
| remains | リメインズ | 強く発音される動詞 | 
| within | ウィズィン | “th”は「ズ」っぽく | 
| the | ザ | “サ”より柔らかい | 
| sound of | サウンダヴ | ofの弱化が超重要 | 
| silence | サイレンス | はっきり、印象的に | 
✅ 詩的なニュアンス解釈:
この一文は、前の「幻(vision)」が、今も静けさの中に生き続けていることを表しています。
「sound of silence(静寂の音)」という逆説的な表現によって、孤独・無言・感情の抑圧などを象徴しています。
✅ 全体のおさらい(ネイティブ発音フルフレーズ):
👉 スティルリメインズ ウィズィン ザ サウンダヴ サイレンス
✅ 音読・シャドーイングのヒント:
- 0.75倍速の音源を使って、1チャンクずつ区切ってリピート練習
 - 特に「sound of」の「ダヴ」の発音を重点的にマスターすると、他の英会話にも応用できます
 - 英語の抑揚に合わせて感情を込めて音読すると、記憶にも残りやすくなります
 
🎧 まとめ:聞き取りにくいリエゾン・リンキングの例
| 歌詞のフレーズ | 聞こえ方 | ポイント | 
|---|---|---|
| my old friend | マイヨウルド | yのリエゾン | 
| because a vision | ビカザビジョン | z + 母音のリンキング | 
| while I was | ワライワズ | l+i のリエゾン、弱化 | 
| that was planted | ザワズプランテッド | tの脱落、wのリンキング | 
| sound of silence | サウンドブサイレンス | “of”の弱化・連結 | 
📚 学習のヒント
- スロー再生で練習:YouTubeや音楽アプリで速度を0.75倍にするとリンキングが分かりやすくなります。
 - 歌詞を見ながら聞く:目で確認しつつ聞くことで、音と文字のギャップを埋められます。
 - 自分でも歌う:真似して口ずさむことで、発音のコツが自然に身につきます。
 
普通の会話で使うリエゾンとリンキングの例
以下では、「The Sound of Silence」に出てきた単語や表現(例:my old、because a、while I was、that was、sound of)を含めながら、日常英会話でネイティブが**リエゾン(音の連結)やリンキング(音のつながり)**によって自然に話す実例を10個ご紹介します。
それぞれの例に対して、
- ✅ 文全体
 - 🔊 ネイティブが実際に発音する際の聞こえ方(カタカナ表記+IPAも一部添付)
 - 🔍 リンキング/リエゾンの解説
 
を詳しく記載します。
① “He’s my old teacher.”
✅日本語訳
- 彼は私の昔の先生です。
 
🔊 ネイティブ発音
- ヒーズマイヨウルドティーチャー
 - IPA:/hiːz maɪ joʊld ˈtiːtʃər/
 
🔍 解説:
- “my old” → /maɪ joʊld/ で、/aɪ/ と /oʊ/ がつながり 「ヨウ」 のように聞こえる
 - 「マイ・オールド」ではなく「マイヨウルド」になるのが自然なネイティブの発音
 
② “Because a lot of people think so.”
✅日本語訳
- 多くの人がそう思っているからです。
 
🔊 ネイティブ発音:
- ビカザ ララヴ ピーポウ シンクソウ
 
🔊 ゆっくりバージョン(やや丁寧に聞こえる):
- ビカザ ロッタヴ ピーポウ シンクソウ
 
🔍 解説:
- because a → /bɪˈkəz ə/ → 「ビカザ」になる(“of”の前の z + a のリエゾン)
 - lot of → 「ロラヴ」:tが脱落して“ラ”、ofが弱化して“ヴ”になる
 
✅ 発音の分解とリンキングの解説:
| 英語 | カタカナ | 解説 | 
|---|---|---|
| Because a | ビカザ | “because”の語尾 /z/ と “a” の母音がつながって「ビカザ」に聞こえる。 ※ネイティブは「because of」や「because a」を話すとき、明確に切らずに滑らかにつなげる。  | 
| lot of | ララヴ(または ロラヴ) | 「ロットオブ」ではなく、t音が脱落し「ラ」や「ララ」に弱化。 “of” は「オブ」ではなく、シュワー音 /əv/ → 「ヴ」になる。  | 
| people | ピーポウ | 語尾の “-le” は「ル」よりも「ウ」や「オウ」に近い音になる。 | 
| think | シンク | 明瞭に発音される単語。/θ/(舌を歯で挟む無声音)が出せるとベスト。 | 
| so | ソウ | しっかりはっきり発音される。語尾を伸ばすと自然。 | 
✅ ネイティブが話すとこう聞こえる!
ビカザララヴピーポウシンクソウ
- 全体が 一息で滑らかに発音される のがポイント。
 - 「lot of」→「ララヴ」または「ロラヴ」になることが、最大の聞き取りづらさ。
 
✅ 英語とカタカナの対応まとめ:
| 英語 | 発音カタカナ | 
|---|---|
| Because a | ビカザ | 
| lot of | ララヴ or ロラヴ | 
| people | ピーポウ | 
| think | シンク | 
| so | ソウ | 
✅ おまけ:意味と文の使われ方
- 意味:多くの人がそう思っているから。
 - 使い方:理由を説明するときによく使う日常表現。
 
例:
- Why do you believe that?(なんでそう思うの?)
→ Because a lot of people think so. 
③ “I was sleeping while I was watching TV.”
✅日本語訳
- テレビを見ながら寝てしまってた。
 
🔊 発音例:「アワズスリーピンワライワズウォッチンTV」
🔍 解説:
- while I was → /waɪl aɪ wəz/ → 「ワライワズ」と連結(/l/+/aɪ/のリエゾン)
 - “was” の /z/ 音も非常に弱く「ワズ」ではなく「ワズ(曖昧母音)」になります
 
④ “That was a great movie!”
✅ 意味:あれは最高の映画だったよ!
🔊 発音例:「ザッワザグレイトムービー」
IPA:/ðæt wəz ə ɡreɪt ˈmuːvi/
🔍 解説:
- “that” の t が落ちやすく「ザッワズ」または「ザワズ」に
 - “was a” は連結して「ワザ」のように一語のように聞こえる
 
⑤ “Do you remember the sound of thunder?”
✅ 意味:雷の音を覚えてる?
🔊 発音例:「ドゥユリメンバーザサウンダヴサンダー?」
🔍 解説:
- sound of → /saʊnd əv/ → 「サウンダヴ」に
 - “of” は「オブ」ではなく、必ず「アヴ」や「ヴ」と発音(弱化+連結)
 
⑥ “My old car broke down again.”
✅ 意味:昔の車がまた故障したよ。
🔊 発音例:「マイヨウルドカーブロークダウン」
🔍 解説:
- 再び登場する “my old” のリエゾン:「ヨウルド」
 - /d/ の音が弱まり、実際には「ド」より「ルド」に近くなる
 
⑦ “Because a friend told me.”
✅ 意味:友達にそう言われたから。
🔊 発音例:「ビカザフレントールドミー」
🔍 解説:
- because a → 「ビカザ」:完全に一語のように聞こえる
 - ネイティブは「because」自体も「’cause」と省略することが多い →「’cause a friend」
 
⑧ “While I was eating, the phone rang.”
✅ 意味:食べてるときに電話が鳴った。
🔊 発音例:「ワライワズイーティン」
🔍 解説:
- 同じく “while I was” のリンキング:「ワライワズ」
 - “eating” の “g” は落とされ「イーティン」と発音されることが多い
 
⑨ “That was my idea.”
✅ 意味:それは私のアイディアだった。
🔊 発音例:「ザワズマイアイディア」
🔍 解説:
- that was → 「ザワズ」(/t/が脱落する傾向あり)
 - リズムとして流れるようにつながる
 
⑩ “I like the sound of your voice.”
✅ 意味:あなたの声の音が好きです。
🔊 発音例:「アイライクダサウンダヴユアヴォイス」
🔍 解説:
- sound of → 「サウンダヴ」
 - “your” も弱くなると「ヤ」や「ユア」程度に聞こえる
 
✅ 最後に:リエゾンとリンキングに共通するポイント
| 音の組み合わせ | 現象 | 例 | 
|---|---|---|
| 子音 + 母音 | 音が連結する | “that was” →「ザワズ」 | 
| 母音 + 母音 | 「y」「w」が挿入されることも | “my old” →「マイヨウルド」 | 
| 機能語(of, a, to) | 弱化・脱落 | “sound of” →「サウンダヴ」 | 
| 語尾の t/d | 飲み込まれたり落ちる | “that” →「ザッ」または消失 | 

  
  
  
  

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