- Jolene(ジョリーン)の発音のコツ
 - 🔚まとめ:音の流れを意識するための学習ポイント
- 🔚まとめ:日本人が注意すべきポイント
 - 🌟補足:発音練習のコツ
 - 💬 一般会話で使えるリンキング例10選
 - ✅【1】”Jolene is beautiful, isn’t she?”
 - ✅【2】”I’m begging of you to talk to her.”
 - ✅【3】”Her beauty is hard to ignore.”
 - ✅【4】”She has long locks of golden hair.”
 - ✅【5】”The girl with eyes of emerald green stood there.”
 - 🎵【6】”Jolene always gets compliments for her beauty, especially her eyes of emerald green.”
 - 🎵【7】”I’m begging of you, don’t compare me to Jolene all the time.”
 - 🎵【8】”Her beauty is something that even Jolene would admire.”
 - 🎵【9】”I saw Jolene yesterday — her long locks of hair were just stunning.”
 - 🎵【10】”You always talk about Jolene, but have you noticed the beauty in my eyes of sorrow?”
 - 🔚まとめ:発音変化・リンキング一覧
 - 🎯ポイント
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Jolene(ジョリーン)の発音のコツ
「Jolene(ジョリーン)」はアメリカのカントリー歌手 Dolly Parton(ドリー・パートン)の代表曲ですね。英語学習にとって、歌は発音のリズムやリンキング(音のつながり)・リエゾン(語末と語頭の音の連結)の練習にとても役立ちます。
今回は、日本人がつまずきやすい英語の発音にフォーカスして、「Jolene」の歌詞から5つの例を取り上げ、リンキング・リエゾンが起こるポイントと、発音のコツ・変化・省略される部分を詳しく解説します。加えて、日本語訳も添えます。

音声については©音読さんを使用しています
🎵【1】”Jolene, Jolene, Jolene, Jolene”
日本語訳:
「ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン」
(※サビの繰り返し、相手に訴えかけるような強調)
発音のポイント:
- 「Jolene」は [ʤoʊˈliːn](ジョーリーン)という発音。
 - 最後の [n] の音は、歌の中では鼻音で引き伸ばされていることが多く、リズム的に “ジョーリーーーン” のように聴こえます。
 - ちなみに、[ʤ] の音(”J”)は日本語の「ジ」と「ヂ」の中間音。舌を少し上の歯ぐきに当てるようにして「ヂョ」と発音するのがポイント。
 
🎵【2】”I’m begging of you please don’t take my man”
(アム・ベギナヴュー、プリーズ・ドン(トゥ)テイク・マイ・メン)
日本語訳:
「お願いだから私の男を奪わないで」
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング箇所:
- begging _of you → 「ベギナヴュー」
- “of you” の部分が繋がって、「オヴ・ユー」ではなく「アヴュー」または「ガヴュー」に近くなる - don’t _take → 「ドンテイク」
- “t” がやや弱くなり、「ドゥンテイク」に聞こえることも - take _my → 「テイクマイ」
- はっきり繋がる。英語特有のリズムで音を切らずにつなぐ。 
発音の変化まとめ:
- 全体が一つの音の流れのように聞こえる。
 - 「of you」はリエゾンで「アヴュー」または「ガヴュー」に変化するため、日本語話者が苦手とする部分。
 
🎵【3】”Your beauty is beyond compare”
(ユア・ビューリー・イズビ・アン・コンペア)
日本語訳:
「あなたの美しさは比べようがないほど」
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング:
- beauty _is → 「ビューティィズ」
- “y” の音と”is” が滑らかにつながって、「ビューティズ」に - beyond _compare → 「ビヨンドコンペア」
- “d” が弱くなる、または省略気味に。「ビヨンコンペア」のように聞こえることも 
発音のコツ:
- “is” は歌詞の流れでしばしば短く、”z” 音だけが強調される感じ。
 - 「ビューティーズ」にならないように、あくまで “beauty is” のつながり。
 
🎵【4】”With flaming locks of auburn hair”
(ウィズ・フレイミング・ロックス・オブ・オーバーン・ヘア)
日本語訳:
「燃えるような赤茶色の髪をした」
発音のポイント:
🔸 リンキング:
- with _flaming → 「ウィズフレイミング」
- “th” の音が弱くなり、聞き取りにくい - locks _of → 「ロックソブ」または「ロッカヴ」
- “of” が前の語にリエゾンされ、「ソブ」や「ヴ」になる - auburn _hair → 「オーバーンネア」
- “n” と “h” がつながる。音が連続して流れる。 
発音の変化まとめ:
- “locks of” → 「ロッカヴ」など、”of” の [əv] 音がしっかり繋がるのがポイント。
 - “with flaming” の “th” が曖昧母音のように聞こえるので、「ウィフ」に近い。
 
🎵【5】”And eyes of emerald green”
(アンド・アイズ・オブ・エメラルド・グリーン)
日本語訳:
「エメラルドグリーンの瞳」
発音のポイント:
🔸 リエゾン・リンキング:
- and _eyes → 「アナイズ」
- “d” の音が前の語から次の語につながる、”d” が脱落することも - eyes _of → 「アイズァヴ」
- “s” と “of” がつながって「ザブ」「ザヴ」のように変化 - emerald _green → 「エメラルドグリーン」
- “d” と “g” がぶつかるため、”d” がほぼ聞こえずに繋がることも 
発音の変化まとめ:
- 「アナイズァヴ」のように流れることで、単語ごとの区切りが曖昧になる。
 - 「and」が「アンド」でなく「アン」や「アナ」として発音されがち。
 
🔚まとめ:音の流れを意識するための学習ポイント
| 現象 | 解説 | 
|---|---|
| リエゾン | 語末の子音と次の語頭の母音が連結される(例:eyes of → アイズァヴ) | 
| リンキング | 語末と語頭の音が自然につながる(例:beauty is → ビューティィズ) | 
| フラッピング | アメリカ英語で [t] が [d] に近い音になる(例:would admire → ウッダドマイア) | 
| 脱落・弱化 | 弱い音が落ちたり曖昧母音になる(例:have you → ハヴュ) | 
🔚まとめ:日本人が注意すべきポイント
| 英語表現 | 発音変化(リンキング・リエゾン) | 日本語訳 | 
|---|---|---|
| Jolene | ジョーリーーーン(nを伸ばす) | ジョリーン | 
| begging of you | ベギンガヴユー | お願いしてるの | 
| beauty is | ビューティィズ | 美しさは | 
| locks of | ロッカヴ / ロックソブ | 髪の | 
| and eyes of | アナイズァヴ | そして目は | 
🌟補足:発音練習のコツ
- 歌を1行ごとにゆっくり真似して練習する
 - 歌詞と一緒に発音記号やカタカナ表記を見ながら聴く
 - シャドーイング(聞きながら声に出す)を取り入れると◎
 
💬 一般会話で使えるリンキング例10選
日常会話の中で「リエゾン」や「リンキング」が起こる文を選び、日本人がつまずきやすいポイントを解説していきます。
「Jolene」の中で出てきた単語(例:Jolene, begging of you, beauty is, locks of, eyes of)を組み込んだ会話風の英文を5つ作り、それぞれ以下の形式で詳しく説明します。
✅【1】”Jolene is beautiful, isn’t she?”
🔹日本語訳:
「ジョリーンって美しいよね?」
🔹発音変化ポイント:
- Jolene _is → 「ジョリーンイズ」ではなく、[n] と [i] が繋がって「ジョリーニズ」と聞こえる。
 - isn’t _she → [t]と[s]が連結して「イズンチー」のような音になることがある。
この “t” が「チ」のような破裂音に変化しやすい。 
🔹リンキング:
- 「ジョリーンニズビューティフル」
 - 「イズンチー?」という風に、音が滑らかにつながる。
 
✅【2】”I’m begging of you to talk to her.”
🔹日本語訳:
「お願いだから、彼女に話してみてよ」
🔹発音変化ポイント:
- begging _of you → 「ベギング・オブ・ユー」ではなく、
”g” と “of” がくっついて「ベギンガヴユー」または「ベギナヴュー」となりやすい。 - talk _to → アメリカ英語では「タークトゥー」ではなく、**「タークゥ」**のように「t」が柔らかくなる、または flapping(弾音)で「ターラ」っぽくなることも。
 
🔹リンキング:
- begging _of → ガヴのように聞こえる(リエゾン)
 - talk _to → トゥーが曖昧母音化(タークゥ)
 
✅【3】”Her beauty is hard to ignore.”
🔹日本語訳:
「彼女の美しさは見過ごせないね」
🔹発音変化ポイント:
- beauty _is → 「ビューティ・イズ」ではなく、**「ビューティィズ」**のように滑らかに繋がる。
 - hard _to → 「ハード・トゥ」ではなく、**「ハーッル」**のように “t” が弾音化(flap)して「d」のように聞こえる(アメリカ英語)。
 
🔹リンキング:
- beauty_is → ビューティィズ
 - hard_to → ハールまたはハーッル(リエゾン)
 
✅【4】”She has long locks of golden hair.”
🔹日本語訳:
「彼女は金色の長い髪をしているよ」
🔹発音変化ポイント:
- locks _of → 「ロックス・オブ」ではなく、**「ロッカヴ」**または「ロクサヴ」のように “of” が前の単語にくっついて曖昧になる。
 - golden _hair → 「ゴールデン・ヘア」ではなく、“n” と “h” がつながって「ゴールデネア」のように聞こえる。
 
🔹リンキング:
- locks_of → ロッカヴ(リエゾン)
 - golden_hair → ゴールデネア(”n” と “h” のリンキング)
 
✅【5】”The girl with eyes of emerald green stood there.”
🔹日本語訳:
「エメラルドグリーンの瞳の少女がそこに立っていた」
🔹発音変化ポイント:
- eyes _of → 「アイズ・オブ」ではなく、**「アイズァヴ」**または「アイズヴ」のように発音される。
 - stood _there → 「ストゥッド・ゼア」ではなく、**「ストゥッゼア」**と滑らかにつながる。
 
🔹リンキング:
- eyes_of → アイズァヴ(リエゾン)
 - stood_there → ストゥッゼア(”d” と “th” がつながる)
 
🎵【6】”Jolene always gets compliments for her beauty, especially her eyes of emerald green.”
カタカナ発音:
ジョリーン・オールウェイズ・ゲッツ・コンプリメンツ・フォー・ハー・ビューティー、エスペシャリィ・ハー・アイズァヴ・エメラルド・グリーン
日本語訳:
ジョリーンはその美しさ、とくにエメラルドグリーンの瞳で、いつも褒められるんだ。
🔹発音変化ポイント:
- eyes of → 「アイズ・オブ」ではなく、「アイズァヴ」
”of” の /əv/ が直前の “eyes” の [z] に連結され、「ザヴ」や「ズァヴ」のように聞こえる。 - emerald green → “d” と “g” がつながると、”d” の音が弱くなり、「エメラルグリーン」に滑らかにつながる。
 
🔹リンキング:
- eyes + of → [za-v]:無声音が有声音[z]の後に続くため、滑らかに連結。
 - of + emerald → [və-m…]:”of” の “v” と “emerald” の “e” がリエゾンされる。
 - emerald + green → 語尾の “d” は弱くなり、”green” と自然に繋がる。
 
🎵【7】”I’m begging of you, don’t compare me to Jolene all the time.”
カタカナ発音:
アイム・ベギナヴュー、ドン・コンペア・ミー・トゥ・ジョリーン・オール・ザ・タイム
日本語訳:
お願いだから、いつも私をジョリーンと比べないで。
🔹発音変化ポイント:
- begging of you → “of you” は曖昧母音+有声音で、「オブ・ユー」ではなく、「ナヴュー」「ガヴュー」のように聞こえる。
 - to Jolene → “to” の /tuː/ は弱音化して「トゥ」ではなく「トゥッ」「ダ」になる(フラッピングや脱落に近い)。
 
🔹リンキング:
- begging + of → [gə-v]:語尾の “g” と “of” の “v” が連結され、「ガヴ」や「ナヴ」に。
 - of + you → [və-j]:”v” と “y” が連なることで「ヴュー」に。
 - compare + me → [r-m]:語尾の [r] が “me” に繋がり、滑らかな連結に。
 
🎵【8】”Her beauty is something that even Jolene would admire.”
カタカナ発音:
ハー・ビューティィズ・サムシング・ザット・イーヴン・ジョリーン・ウッド・アドマイア
日本語訳:
彼女の美しさは、ジョリーンですら感心するほどよ。
🔹発音変化ポイント:
- beauty is → 「ビューティ・イズ」ではなく、「ビューティィズ」。
”y” の音が [i] で終わり、次の “is” の母音と滑らかに繋がる。 - would admire → “d” と “a” が連結し、「ウッダドマイア」のようになる。
 
🔹リンキング:
- beauty + is → [i-jɪz]:[i] と [ɪ] の滑らかなつながり。
 - that + even → [ðætˈiːvən] → “t” が “even” にくっついて「ダッティーヴン」のように聞こえることも。
 - would + admire → フラッピングにより「ウッダドマイア」となる。
 
🎵【9】”I saw Jolene yesterday — her long locks of hair were just stunning.”
カタカナ発音:
アイ・ソー・ジョリーン・イエスタデイ、ハー・ロング・ロッカヴ・ヘア・ワー・ジャスト・スタニング
日本語訳:
昨日ジョリーンを見たんだけど、あの長い髪は本当に見とれるほどだったよ。日本語訳:
🔹発音変化ポイント:
- locks of → 「ロックス・オブ」ではなく、「ロッカヴ」。
”of” の「v」音が前の単語の子音と繋がりやすい。 - hair were → “hair” の語尾と “were” の “w” がつながって、”ヘアー・ワー” より「ヘアワー」と一体化して聞こえる。
 
🔹リンキング:
- locks + of → [ksəv] → 「クサヴ」や「カヴ」のように聞こえる。
 - of + hair → [v-h] → “v” と “h” の繋がりにより「ヴェア」っぽく聞こえる。
 - just + stunning → [st] と [s] が連結し、「ジャスタニング」のように1語に。
 
🎵【10】”You always talk about Jolene, but have you noticed the beauty in my eyes of sorrow?”
カタカナ発音:
ユー・オールウェイズ・トーク・アバウト・ジョリーン、バッ・ハヴュー・ノーティスド・ザ・ビューティー・イン・マイ・アイズァヴ・ソロウ
日本語訳:
あなたっていつもジョリーンの話ばかりだけど、私の悲しみのこもった瞳の美しさには気づいたことある?
🔹発音変化ポイント:
- eyes of sorrow → “eyes of” が「アイズァヴ」、”sorrow” の「s」も重なり、「アイズァヴソロウ」となる。
 - have you → 弱く発音され「ハヴュー」ではなく、「ハヴュ」や「ハヴャ」のような脱力系の音になる。
 
🔹リンキング:
- eyes + of → [za-v]:濁音で一体化、音の区切りが感じられない。
 - of + sorrow → [v-s] → 有声音 [v] と無声音 [s] の連続で「ヴソロウ」に。
 - noticed + the → 「ノーティスド・ザ」→ [d-ð] の繋がりで「ノーティスダ」や「ノーティスタ」のようにも聞こえる。
 
🔚まとめ:発音変化・リンキング一覧
| 英文フレーズ | リンキング/リエゾン部分 | 発音変化例 | 
|---|---|---|
| Jolene is | Jolene_is | ジョリーニズ | 
| begging of you | begging_of_you | ベギンガヴュー | 
| beauty is | beauty_is | ビューティィズ | 
| locks of | locks_of | ロッカヴ | 
| eyes of | eyes_of | アイズァヴ | 
🎯ポイント
- 英語は単語同士が「音でつながる言語」です。
 - 日本語のように一語一語を切って読むと不自然になり、聞き取りも難しくなります。
 - 歌詞・会話問わず、「つながり方」こそが英語らしさの本質です。
 

  
  
  
  

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